振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.1 世代交代

2004-10-03 | ゴルフ
レインボーブリッジ


【今週の1枚】レインボーブリッジ
台風一過のとある夏の日。お台場から日の出桟橋へ向う水上バスで撮影した写真。真夏の日射しと橋のシルエットが絶妙なコントラストをかもしだしてくれた。川面を走る風を感じられるだろうか?
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装いも新たに始まりました振りカジII。毎回1枚の写真とゴルフに関するコラムでお送りしようと思っています。写真は当サイトの標準の大きさに縮小しているため、私としてはちょっと物足りなく感じています。元画像は壁紙にできるほどの大きさで撮影しているので、もっときれいなんですけど……320×240という大きさでちょっと試行錯誤しそうです。

さて、本題。今週の日本女子オープンで宮里美香さんが史上最年少で予選通過を果たしました。男子ツアーでも先日、伊藤涼太君が予選を通過。プロゴルフの世界で10代旋風が起こりつつあります。若い世代が出てくることは非常に喜ばしいことではありますが、何かが違っている気がしてなりません。

いまから9年前の1月、中嶋常幸プロと初めてお会いしました。それから懇談会を開いていただいたり、ホームページを作ったりして、いろいろな話をさせていただきました。その中で、当時、中嶋プロが口にした言葉で、いまも気になっていることがあります。

「よく倉本なんかとも話をするんだけど、我々がいる間はいいよ、と。我々がいなくなったとき、どうなるのか。そのときのためにツアーを変えていかなきゃいけないんだ」

40代になったばかりの中嶋プロが気にしていた事態が、まさに今のプロゴルフ界に起こっているのではないかと感じます。視聴率がどんどん下がっているテレビ中継。たまに高いときはジャンボや中嶋プロが活躍したとき。2年も優勝のないジャンボや、今月50歳になろうという中嶋プロに、まだ頼らざるを得ない。

10代の選手のおかげで盛り上がるのもいいと思いますが、20代、30代の選手はどうなんだと。外国人ばかりが優勝するツアー、複数年連続で賞金王争いができない中堅選手、ツアーをひっぱれる実力がある選手はアメリカへ行ってしまう……。一昔前の懸念がそのまま絵に描いたように展開されています。

かつてのAONのようなスター選手の不在がいちばんの原因でしょう。もちろん昔に比べてゴルフ人口も増えましたし、実力のある選手が増えたせいで優勝そのものが難しくなっているということもあると思います。それにしてもAONに代わってツアーをひっぱれる選手が20年登場していないというのはゆゆしき事態です。

日韓対抗戦が行われても、誰が出てて、どう活躍したのかが伝わらないというプロスポーツではあまりにもまずいでしょう。中堅選手の中から、次の10年をひっぱってくれる選手が早く登場してほしいところです。


メールマガジンSW Clubを終了し、ホームページのブラッシュアップに専念しようと考えていたのですが、今年6月にゴルフダイジェスト・オンライン上で連載していたコラム“振り向けばカジュアルウォーター”も終了した今、ホームページの内容だけでは自分の言葉を伝えるメディアがなくなってしまっていることに気づきました。

そこで装いも新たに、この振りカジIIを執筆することにしました。

内容としては以前の振りカジに準じた形で、ゴルフのことを中心に(といいながら、ゴルフに関連しないこともあるかも知れません……)、またつたない文章を連ねていこうと考えています。

当ページはブログですが、基本的には私一個人の意見などを書いていくつもりなので、コメントはつけられない形にしようと思います。もしご意見などがある場合にはメールにてお願いします。

スタートは10月からで、更新は週1回を予定しています。

取るに足らないコラムになると思いますが、よろしくお願いします。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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