振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.33 宣伝効果

2005-05-09 | ゴルフ
根津神社のツツジ


【今週の1枚】根津神社のツツジ
GW前あたりから毎年たいへんなにぎわいを見せる下町・根津神社のツツジ。境内横の斜面に植えられたツツジは非常に見事。日暮里あたりから谷中、根津、そして上野へと歩いていくと、下町情緒にたっぷりひたれます。
 → 壁紙 → グリーティングカード
----------------------------------

先々週あたりから電車の中吊りに宮里 藍プロを使ったサロンパスワールドレディスの広告が大量に出ていました。TV CMでも宮里プロを使っているので当然といえば当然ですが、その露出量はものすごかったと思います。

それが大会前に集中的に投入され、TV CMも本数が増えていたし、その効果はすごいだろうと思っていたら案の定、初日1万人を超えるギャラリーを動員したとか。女子プロゴルフの人気が高まっているとはいえ、それだけではなく、やはり宣伝効果、しかもそれを効果的に投入したところに勝因があったと思います。これまでいろいろ見てきた中で、ゴルフ関係ではいちばんすばらしいPR・宣伝活動でした。

宣伝や販促活動というのはやはり予算が限られているわけですが、それをいかに効果的に活用できるかという、いい見本になったのではないでしょうか。宣伝というのはやみくもにお金を使えばいいというわけではなく、いかに効果を上げるかを考えなければなりません。ゴルフ関係だからゴルフ雑誌に掲載しておけばいいやぐらいにしか思っていないと、こういうことはできません。

インターネット広告でも親和性の高いところばかり狙うきらいがありますが、いろんな分野でコラボレーションを行うことができるわけですし、Webコンテンツのプロデュースを生業としている身としては、もっともっといろんなジャンルのコラボレートを考えていかないといけないなぁとつくづく思いました。

さて、それはともかく。今回もまた宮里プロと横峯さくらプロが予選で同じ組でした。これで何回目ですかね。さらに今大会ではカリー・ウェブまで一緒。そりゃあ主催者側としては盛り上げたいのはわかりますが、ちょっとやりすぎじゃないかなと最近思います。

初日の様子をニュースで見ましたが、ものすごいギャラリーを引き連れてのラウンド。他の組はどうなってるんだろうという感じ。もちろんそれを目当てにくるギャラリーが多いのだとは思いますが、そこを分散させて、他のプロと組み合わせることで、他のプロの認知度アップや、そういった雰囲気でのプレーといった点での勉強などにつながるんじゃないでしょうか。

あとひどいのはマスメディアですよね。人気のある二人ばかりに注目していて、初日から最終日までトップだった大山志保プロや、その大山プロに3日目に並び、プレーオフの末に優勝した不動裕理プロなど、ほとんどニュースでは扱われていませんでした。昔、ジャンボが強かった時と同じ。まったく進歩していないというか、中立性とか公平性という部分はないんですかね。数字だけ取れればいいという考えなのかなと思うと、ちょっとさみしい感じがしました。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
 Home:エリアSW
 Wallpaper:壁紙コーナー
 Greeting Card:グリーティングカード
 Column:続・SW Club編集後記
 Ranking:ゴルフブログのランキング