振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.32 機能制限

2005-05-02 | ゴルフ
一之江名主屋敷


【今週の1枚】一之江名主屋敷
豊臣の家臣が関ヶ原の合戦後、名前を変えて移り住んだという名主屋敷は、実は江戸から目と鼻の先の現在の東京都江戸川区にある。灯台もと暗しとはよく言ったものだ。庭に咲いているコマツナも、江戸川区小松川が原産。通常は花が咲く前に刈ってしまうので、このように花が咲いている風景はめずらしい。
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最近のボールはよく飛ぶ。どこぞのメーカーのCMキャッチコピーに「こんなに飛ぶなら先に言ってくれ」というものがあるが、確かに思っているより飛ぶこともある気がする。しかし本当のところはどうなんだろうか?

毎年毎年、当社比○○%アップというようなコピーが並ぶと、いささか信用度が落ちる。仮に5%伸びたとして、200ヤード飛ぶボールは5年で250ヤードを超え、9年で310ヤードを超えることになる。3%だったとしても10年で270ヤード近く飛ぶようになっているはず。そんなことはありえない。

ましてや発売前にはロボットによる試打によって、初速や距離が規制されているのに、それを超えて飛ぶようになるわけもなく、“飛ぶ”というコピーがどんなボールでも書かれているのが不思議でならない。

しかし道具の進化は確実に進んでおり、プロの世界ではコースの拡張が追いつかなくなっているのも事実。クラブの反発係数を規制したのに続き、次はボールの規制という話も出ている。確かにゲーム性という点でおもしろくするには道具の規制もやむなしという気はするし、技術を競うという点では同様の道具を用いたほうが正しい競技と言えるかも知れない。

ただそれをアマチュアにまで求めるのはどうなんだろうという気もする。ゴルフをする人ならわかると思いますが、ただ飛べばいいというものでもないし、飛んだら飛んだだけ誤差は大きくなり、そのコントロールが難しくなる。それを使いこなせるように練習するんだったら、それは認めてあげてもいいんじゃないかという気がします。

プロ野球では禁止されている金属バットを高校野球では使っているように、プロとアマチュアの道具は違ってもいいんじゃないですかね。飛距離という言葉に魅力を感じる人は多いわけですし。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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