もう少し時間がたってからカキコしないと信憑性がないと思ったのだけど．
あたくし，ノンスモーカーになりました．多分もうタバコは吸いません．
セラピーの内容はアレン・カーの本の内容と同じようなものです．もっと分かり易くなってます．
セラピーを受けると本の内容がもっと深く理解できるので，なおさら喫煙をやめることが楽になります．
勿論理系のあたくしが聞くと「(°Д°)ハァ?」な部分が無いとは言えませんが，基本的には以下の通りです．
- 喫煙とはニコチン依存症であると理解し
- 喫煙が如何に馬鹿げた行為であるかに気がつけば
- タバコをやめるなんて簡単
- 禁煙なんかしなくていいの．ただ長く辛かった喫煙人生を，今終わらせるだけ
てことなんです．
喫煙者はタバコを吸うことを正当化しますが，「パチンコ依存症」の人を見たら「なんて馬鹿げたことだ，パチンコで家を建てた人はいない」と言うでしょう．
でもノンスモーカーから見たら「パチンコ依存」も「喫煙（ニコチン依存）」も同じ事に思えるでしょう．（ ´Ｏ)η ファ～バカらしい
そんなにタバコが好きなら「なぜ自分の子供や孫に勧めない，なぜやめたいと思う」
タバコが「美味しい」と感じ「リラックス」できるのは「ニコチン依存症」だから．依存症でない人にとってタバコはストレスでしかない．
「禁煙するメリットをなるべく多く述べなさい」
「健康」やら「火の元」やら「お金」とかが思い浮かびます．
違うでしょ，それは「喫煙することのデメリット」でしょ．
そんな内容です．
もちろん今でも１時間に１回ぐらい「タバコが吸いたい」と思いますが，飢えや渇きと違って「タバコの欲求」は10-15秒で治まるんです．
「吸いたい」と思ったら「私はノンスモーカー」とお題目を唱えている間にすーっと治まります．
喫煙者であったときはこの「タバコが吸いたい」がいつまで続くのかがとても恐ろしかったけど，実際に感じてみると「たいしたことは無いわね」
ほらね，喫煙って結局自分がニコチンに操られていたってことなのよ．
カーの本にも書いてあったけど，禁煙について，医者ほど当てにならない人はいないわ．
あたくしも会社の産業医のセンセに相談したことがあったけど，「本人の意志の問題です」ってにべもなく．
精神力でする禁煙がどんなに辛い物か，あたくしなんか数時間で挫折しました．
あたくしが行ったセラピーには「精神力で禁煙した元喫煙者」もクライアントとして来るそうです．
最長で15年禁煙しているのに「まだ吸いたいと思う」と言うことでくるらしいです，セラピストが「そんなに長く，物凄い意志の力ですね，お辛かったでしょう」と感激したそうです．
ニコチン依存になったことのある医者が少なく「ニコチン依存から抜け出すのには意志の力だけでは難しい」ことを知らないからでしょう．
特に疑問なのがニコチンパッチやガム．
「ニコチン依存から抜け出すのになぜニコチンを使う？」
肉体への依存が強いヘロインやコカインなら分かるけど，ニコチンの依存は精神的な物だけですから．
セラピストから聞いたショッキングな話
「クライアントに25過ぎてタバコを吸い始めた人はほとんどいない」
セラピーに来る人はほとんど10代で吸い始めた人．
「20才過ぎてしばらくすると，知恵もつくし，回りにもタバコをやめたい人が出てくるから，それから吸おうと思う人はいない」
やはり10代の喫煙は問題だわ．
さて，あたくしの体内の残り僅かなニコチンは，ありとあらゆる手を使って「あと一本だけ」を吸わせようとするでしょう．
でも手の内が見えてしまったし，覚醒剤と同じで，タバコも「あと一本だけ」はあり得ないの．あるのは「ノンスモーカーとしてやり直すか，スモーカーに戻るか」
体内でのニコチンの半減期・・・・たったの30分
現在までの禁煙時間27時間
セラピストから聞いたショッキングな話2
「セラピーで一番難しいのは節煙している人」
節煙している人（一日5本だけ吸う，あるいはお酒の席でだけ吸う）にとって「タバコは何物にも代え難いご褒美になっている．このご褒美をセラピーで奪うことはできない」
だから「セラピー当日まで禁煙，節煙をしないでください」なのよ．
節煙している人は「喫煙をコントロールしている」ように見えるけど
「本当にコントロールできるなら，なんでその5本，お酒の席でのタバコがやめられない？」
世の中に「喫煙をコントロールできる人」はいないの．
「ノンスモーカー」と「節操の無いスモーカー」だけ．
セラピーの最後に「儀式」として「最後の一本の儀式」をするのだけど，これって馬鹿馬鹿しいようで有効だと思いました．
最後の一本「とっても美味しく頂きました」最後のタバコがこんなに美味しくていいのか？と思いました．でも最後の一本を消してタバコとライターを捨てた瞬間「ニコチンの奴隷であったあたくしは解放されたのよ」と自覚できたのです．
