arata-tokyo-jp's blog(Henry Nagata)

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私の唯一の短編小説「ある画学生の話」

2021年11月04日 03時19分27秒 | ショート・ストーリー
  昨日、goo ブログのアクセス解析を見ていましたら、17年も前に書いた記事が読まれている事が分かりました。
 それで気になってチェックをしてみましたら、案の定、読みずらい個所が幾つかありましたので、少し修正して読みやすくしてみました。

 今まで小説などはほとんど書いたことがないのですが、これを書いた時は・・・
 ある朝、目が覚めた時に突然に閃いたのですが、既にその時にはストーリーのほとんど全体が出来上がっていたのです。
 そして既に出来上がったストーリーを、記憶を頼りに書き留めただけなのです。
 こういう事は初めての事です。

 内容は前衛画家と、それに憧れる画学生の話ですが、このショート・ストーリーのアイデアには、幾つかのヒントがあります。
 その一つは・・・
 石原慎太郎氏の短編小説で、ジャズのピアニストの物語を読んだことがあったのですが、それが実験小説だったのです。
 「読む音楽」というか、読んで音楽を感じさせるという実験なのです。
 そこから「読む展覧会」を思いつきました。
 文字だけを使って「絵画鑑賞」が出来るだろうか?という実験なのです。

 もう一つのアイデアは・・・
 江戸川乱歩氏の「火星の運河」という小説に出てくる「灰色と赤い血の色」の世界です。
 強烈な色彩を感じ取って欲しかったのです。

 もう一つは・・・
 自分の身体から出る真っ赤な血で絵を完成させるというアイデアですが、これには現実味がないように思われる方もおられるかも知れません。

 けれども漫画家の手塚治虫氏は、幼い頃に精密な昆虫図鑑を作っていて、色彩も付けていたのですが、絵の具の中に気に入った赤い色が無いというので、自分の指をカミソリで切って、血の赤い色で昆虫の色を再現したのです。
 因みに画像は私の「19歳の自画像」です。
 お時間のある方は是非ご覧ください。
     ↓
「ある画学生の話」 (ショート・ストーリー)

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