昭和は遠くなりにけり この国を愛し、この国を憂う がんばれ日本

昭和21年生まれの頑固者が世相・趣味・想いを語る。日本の素晴らしさをもっと知り、この国に誇りを持って欲しい。

山崎豊子『大地の子』

2015-12-17 03:19:53 | 読書と映画
NHK BSプレミアムで「大地の子」が放映されている。
ドラマアンコールとして、今秋から始まり12/19に終わる予定だ。このドラマが最初に放映されたのは1995年だそうだから、もう二十年も前だ。
当時から素晴らしい作品として評価が高かったのだが、私は観る機会を逸した。
ある中国残留孤児の人生を描いたストーリーです。満州開拓団にいた男の子が、日本の敗戦後、過酷な体験をして生き残り、中国人養父母のもとで育ちます。「小日本鬼子」(日本の蔑称)といじめられながらもたくましく生き、大学を卒業して鋼鉄公司に就職しますが、文化大革命の嵐に巻き込まれ労働改造所に送られ、筆舌に尽くしがたい苦労をします。

しかし、養父の温かく懸命な救出活動により生還。国家を挙げて取り組む日中合作の製鉄所プロジェクトのメンバーになりますが、そこには実の父がいた……という話です。
戦争の悲惨さ、文化大革命の実態、中国人の濃い人間関係と足の引っ張り合い、日中国交正常化、中国国内の政争、日中の経済格差、中国人の日本観、日中の不幸な歴史的関係、といったものも描いています。


養父の中国の名優・朱旭も素晴らしいのだが、私は実父を演じた名優・仲代達矢の演技に心打たれた。
今回は録画をして観つづけているのだが、毎回感動している。涙なしには観られない。


ボクブックmovie★山崎豊子著『大地の子』
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米中、軍事衝突大丈夫?日本... | トップ | 中国バブル崩壊・・・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書と映画」カテゴリの最新記事