昭和は遠くなりにけり この国を愛し、この国を憂う がんばれ日本

昭和21年生まれの頑固者が世相・趣味・想いを語る。日本の素晴らしさをもっと知り、この国に誇りを持って欲しい。

転載 縄文人の悠久なる旅13

2012-01-13 13:08:10 | 歴史・神秘
牛乳を消化する消化酵素(ラクトーゼ)が少ない為、飲むとお腹がゴロゴロする民族が分布する地域と、「酸っぱい魚」を好む民族の住む地域が何故か重なる。
飛鳥時代にはチーズ(醍醐と呼ばれたらしい)や牛乳は有ったが、広まらなかったところを見ると体質的に合わなかったようで、明治時代から積極的に利用するようになった。

乳を利用しない地域は、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア北部、中国、台湾、朝鮮半島、シベリアを横断しスカンンビア半島、アフリカ中央部に広く分布している。
アメリカ先住民も当然アジア出身民族なので「ノンミルク」である。
「牛乳大嫌い人間」は食べず嫌いの偏食家ではなく、体質に起因している。同じ体質を持った遺伝子的関係が想定される。

反対に「牛乳大好き人間」が住むインドが東南アジアに文化的な影響は多大なものがあり、その代表がヒンズー教や仏教で、頻繁な往来が有ったが、それでも牛乳文化は受け入れなかった。
インド人は基本的にはヨーロッパから移動してきた民族である。

「牛乳大好き人間」の代表人間は中央アジアの草原地帯を根拠地とした遊牧民族だが、彼等は牛乳からバター、チーズなどの発酵食品を作り出した。
バターを作るときに欠かせない道具として、牛乳を入れる桶(チャーン)と攪拌用の棒(チャーナー)が有るが、アイルランド、フランス、モンゴル、チベット、プータンに同じものがあり、これが「牛乳大好き人間」の繋がりを示している。
その草原の北方の森林地帯を占領したのが狩猟・漁労民族で、牛乳大嫌いで、酸っぱい魚大好き人間達であった。

シベリアの極寒地帯には草原で牧畜を営む遊牧民族には住むに適さない為に、侵略されない安全な地域であって、うまく住み分けられてきた。
シベリアのツングース族もフィンランドのラップ族トナカイを家畜にして飼い、交通機関として双方がソリやスキーが用居られており、その起源がどちらか意見が分かれているところだ。
シベリアは古くから毛皮を産出し、交易品として、トナカイはそれらを搬送する交通機関として古来より利用されてきた。

中国の文献「後漢書・鮮卑伝」に、2世紀後半にモンゴル系遊牧民「鮮卑(せんぴ)」が、アムール河沿岸に住んでいた「倭人の国」を襲い5000人余もの人を拉致したとある。
人口の急増で食料が不足した鮮卑が湖で魚を捕らえ食用にせざるを得ない状況で、漁労民の倭人を拉致し、連行して魚を採取させたと書かれている。(三国志にも記載されている)

日本列島とアムール河には「双子の兄弟」のような国があり、日本海を挟んで盛んに行き来していたようで、鮮卑族の出自は満州北部の鮮卑山と言われていて、その東側には大陸の漁業先進地アムール河流域が広がっている。
三内丸山遺跡からは、ソバ、ヒョウタン、エゴマ、リョクトウ、をはじめ、タイマ、やゴボウ、それに栽培植物のイネなどが発見されていて、これらの作物はすべて日本原産ではなく、アジア大陸から伝来されたものである
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