昭和は遠くなりにけり この国を愛し、この国を憂う がんばれ日本

昭和21年生まれの頑固者が世相・趣味・想いを語る。日本の素晴らしさをもっと知り、この国に誇りを持って欲しい。

靖國神社の風景

2015-05-02 02:42:11 | 歴史・神秘
靖國神社の一角に英霊以外の動物の慰霊碑もあるので、それをご紹介したい。
靖國神社に慰霊碑がある動物というのは、馬、犬、そして鳩だ。軍用馬、軍用犬、軍用鳩として戦場で活躍し、敵の銃弾や砲撃などで死んでいったり、寿命が尽きた彼らが、靖國神社で人間と一緒に祀られている
家畜動物のなかで、牛や豚やニワトリは、古くから食用として人間の役に立ってきた。しかし、何かの目的のために訓練して使役する動物ということになると、日本では普通、馬と犬くらいしか思い浮かばないだろう(東南アジアの国々では、象も使役動物なのだろうが)。しかし、馬や犬と違ってほ乳類でもなく、わずか2.4g程度の脳をもつにすぎない鳩が、軍隊や新聞社などで活用され、靖國神社に慰霊碑まで立っている。正直ビックリした。

まず馬であるが、遊就館前に「戦没馬慰霊像」がある。大戦当時、馬は貴重な乗り物、運搬の役割を果たしたが昭和33年に奉納された像は実物大です。
第2次大戦の前期まで、戦地で馬は重要な移動手段でしたから、たくさんの馬たちが戦地に連れて行かれました。
生まれた時から「軍馬」として育てられた馬も、農家の馬も、日通などの運輸の馬もいたそうです。
また、戦地だけでなく、焼け野原になった町の復興にもたくさんの馬たちが働いてくれたそうです
20万馬が慰霊の対象だそうであります。

軍犬慰霊像はジャーマンシェパード像が平成4年に奉納された。
軍犬慰霊碑の台座にある「軍犬慰霊碑建立由来」と書かれたプレートには、以下のような碑文が刻まれています。

「昭和六年(一九三一年)九月満州事変勃発以降、同二十年八月大東亜戦争終結までの間、シェパードを主とする軍犬はわが将兵の忠実な戦友として第一線で活躍し、その大半はあるいは敵弾に斃れ、あるいは傷病に死し、終戦時生存していたものも遂に一頭すら故国に還ることがなかった。
この軍犬の偉勲を永久に伝え、その忠魂を慰めるため有志相はかり
広く浄財を募りこの像を建立した
平成四年三月二十日 動物愛護の日」


鳩と地球儀を模した鳩魂塔は昭和57年の奉納で、伝書鳩として忠実に勤めを果たした鳩の霊を慰めている。
  

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