あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

防犯灯を大東市が一括管理するよう求めました。

2019年12月19日 | 日記
防犯灯について質問をしました。

 自治会の脱退や高齢化によって自治会運営が困難になるだけでなく、財政的にも厳しくなってきています。
 
防犯灯に係る維持管理や経費は自治会にとって大きな負担となっています。

街の安全を守るための防犯灯の設置に地域間格差が出てしまう問題もあります。

大東市で一括管理し、安全なまちづくりに取り組んでほしいと訴えました。


自治会の役割って・・・

私はいつも本来の自治会の役割って何だろうと考えます。

今、自治会はたくさんの役割を担ってくださっています。

広報誌を配る、地域のお年寄りに異変がないか確認する、ゴミの出し方を指導、新しい住民へ自治会加入のご案内、回覧板、地域の公園などの清掃、防犯を兼ねているもたくさんいらっしゃいます、資金集めのために廃品回収をされたり、住民の相談にのったり、そして、防犯灯の管理。
火災保険や交通災害保険の加入受付を毎年、社協への寄付金集めも・・・

まだまだ、沢山あると思いますが、ほんとうに、地域のためにと役員を引き受けてくださっている皆様にはいつも感謝しています。

私は、自治会の役割として、地域の横のつながりを密にし、助け合い、防災で力を発揮できるように、地域で行事をしたり、交流できる企画をたくさんしていく事がとても大事だと思います。集めた会費はそれらの行事に使われるべきだと思います。

そんな中、自治会が行政のうけおいの様な役割を担うというのは少し違うと感じています。

その中の一つが防犯灯。設置や管理が自治会の仕事となり、電気代も半分を自分たちで払わなければならない。

みんな税金払っているのに。街の安全を守っていくのは行政の役割なのに。


私が防犯灯の事を考え出したきっかけは自治会が機能しなくなった地域の道路が真っ暗になってしまったことでした。

防犯灯がない道路は本当に真っ暗です。

夜、歩くのはもちろん、車を走らすのも非常に怖い。

防犯灯が地域の事情で地域間格差が出てしまってよいのか

ダメだと思います

私は市議会議員になって1年目から防犯灯を大東市の直営で一括管理を!と、求めてきました。

大東市の回答はいつも同じもの

「防犯灯の維持・管理費を市が一括管理することにつきましては、現在防犯灯の維持管理は、各自治会が自主的に運営し、必要な場所等を選んで設置していただき、それに対し、市が補助金を交付しております。
 今後も自治会による自主的な運営をしていただくことで、地域で必要とする場所に設置していただけることや、地域の防犯委員の皆様とより連携を密にして防犯活動に努め、ハード・ソフト両面で、市と地域が互いに補完し合うことによって、安全で安心なまちづくりを引き続き進めてまいります。」


要するに、直営一括管理は考えていませんよ。ってこと。

3年間同じ回答でした。

防犯灯は自治会が自主的に運営し、必要な場所等を選んで設置していただいていると。

でも、その自主的に運営していただいていて、地域間格差が出てしまい、街の安全が損なわれている状況をどう考えているのか

行政として、地域の安全を守る役割は果たせていません。


防犯灯についてはもう一つ問題があります。

平成23年~24年頃に蛍光灯からLEDへ交換が始まりました。

LEDの耐用年数は10年と言われていて、後2年程でその10年が経過します。

10年以上持つのか、それとも早く切れてしまうのか…まだ誰にも分かりません。

10年で一気に切れてしまったら

大変です

更新費用については「電気代が安くなった分、自治会で貯金しておき、更新費用に充てるように」とされていました。

しかしながら、自治会は財政難である地域も多く、更新費用を全額賄えない地域が出てしまいます。

そうすると、一気に街が暗くなってしまいます。

大東市は行政の責任でLEDの更新についてしっかり考えていく必要があります。

これについても2年前から質問を繰り返しています。

私がこの質問をはじめてしばらくして、他会派の議員も質問をしてくれるようになりました。

LED防犯灯の更新時期が近付いている事、財源確保について今から計画が必要であることは喫緊の課題で、「2年計画で検討していく」という答弁に一歩前進しました。

他の自治体~先進事例

兵庫県の西宮市、人口49万人という大都市が平成28年から直接管理を始めています。

神奈川県海老名市は大東市とほぼ同じで人口13万人。平成29年度から直接管理を始めています。

その他にも、
埼玉県飯能(はんのう)市人口8万人 平成30年度から直接管理
千葉県君津(きみつ)市人口8万人 平成29年度から直接管理
愛知県弥冨(やとみ)市人口4万人平成28年度から直接管理

大きい都市とか、小さい都市とか関係なく、直接管理をできているんですね。

これやっぱり、今度LEDの更新時期が、10年が耐用年数ということなんで、2年ぐらいで、一斉にもしかしたら消えるかもしれないということであれば、この2年後ぐらいをめどに、市の直接管理にしていくという計画を今立てていくことが一番手間がなくて、スリムだと思います。

大東市は「検討課題。大東市独自で考えていく」とやるのか、やらないのか、よくわからない答弁でした。

財政的にはLED防犯灯の更新時期に一括で直営にしてしまう事がすっきりしていて良いと思います。


「防犯灯の維持・管理費を市が一括管理」実現するまで頑張ります


※メモ
大東市の防犯灯(まちづくり基金)事業
(2016年8月12日) 新崎メモ
平成23年度から自治会への補助金(LED化)を開始
現在1億2千万円の補助でLED化69.5%
残り30.5% 単純計算で後5500万円+新設分+α
100%LED化 約2億円の事業費 H28年度から8年半で残り100%の予定

まちづくり基金がなくなったため、28年度は一般財源からも補填して500万円の予算
20000円/基~25000円/基×250基~200基=500万円

平成23~25年度にLED化した防犯灯の耐久性は8~10年と予測している
当初LED化事業を行うとき、電気代が縮小するためその分は各自治会でプールしておき、次のLED交換に充てるようにお願いしているとのこと。








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