隠語?

2004-10-29 22:55:00 | Weblog
野口悠紀雄著「続「超」整理法・時間編」より

官庁作文技術の真髄、エッセンスは以下の4つであるという
1.まだ報告を受けていない
2.事実とすれば大変だ
3.早速調べて
4.善処する
1は、単なる時間稼ぎらしい。官庁の情報伝達はとても速いという
2は、本件に対する公式見解ではあるが、本当に大変かどうかの判断は避けている
3は、「早速」という時間範囲が無限であるところに落とし穴があるという
4は、単なる努力条項であって、具体的なことには言及していない

上記のような内容の発言を、総理大臣以下テレビでいろんな人から聞いたことがあるように記憶している。これまではなんとなく聞き流していたが、よく考えてみるとまだ報告を受けていないはずはなく、なるほどと思わされた。断言されて、納得した。これらはつまり、何もしませんよということを意味しているに過ぎない。しかし、何の言及もないよりは安心というか、いくらか気が落ち着く気がするのは、人間の心理として面白いなと思う。

小泉さんの発言、細田さんの発言、こういうのだらけかも。よく注意して聞くようにしてみよう。そして、本当はどうかんがえているのか、どうあれば当事者たちにとって得となるような落としどころとなるのか、考えるクセをつけよう。


他、この本を読んで気にとまったことは、
・手帳は、大き目の、一月ぐらいが一覧できるものを使うと、時間間隔が身につく
・中断しない時間帯を作る、また、時には干す

正直、すぐにこれを使ってやろうと思うものはなかった。理由としては、そう差し迫った仕事がないことがあげられる。しかし、現在は無駄な時間を過してしまうことが多いので、かねてから考えていることではあるが、タイムマネジメントについて常に意識しよう。

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