モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

ツマグロミノウミウシ

2009年07月11日 | ウミウシ
学名: Eubranchus mimeticus
 
 
 体長:10mm、底土で確認しました。本来は温帯域(本州など)の海に生息するウミウシのようです。本州のウミウシなどのガイドブックや各ウミウシ・サイトなどを見て、何時かは自分の目で確認してみたいと思っていたのですが、まさか八丈島で確認することになるとは夢にも思ってもみませんでした。今年の伊豆諸島は黒潮から見放され異常なほどの長期に亘り冷水塊の影響を受け続け、通常、八丈島では確認できない温帯系や深海性の海洋生物が確認されています。そのような状況を考えると、このウミウシが八丈島で確認されてもおかしくないのかも知れません。黒潮の蛇行による冷水塊の影響で、通常ならば八丈島で確認することのできない海洋生物が確認できる楽しみがある反面、いったい何時になったらこの冷水塊の長いトンネルから抜け出せるのか?という大きな問題点も依然として横たわったままなのであります…。
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