モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

トラカミキリ

2010年07月19日 | 昆虫
学名: Xylotrechus chinensis
 
 
 
 畑のクワノキにいました。体長は20mm ほどで黄色と黒のトラ模様、スズメバチかと思ったのですがハチ特有の透明の翅がない。不思議な虫だと観察していると、産卵管らしきものを樹皮の隙間などにさしている。どうやらクワノキに産卵に来たようです。もう1本のクワノキも確認してみると数個体が産卵している。今まで全く気付きませんでした。梅雨が明けたから産卵をはじめたのでしょうか? ネットで調べてトラカミキリであることを確認、トラフカミキリとも呼ばれているようです。

 どうやったら、このようなスズメバチそっくりの模様に進化するのだろうか? ウィルスによって、被擬態虫などの一部のDNAに書き換えられるという説もあるようです。その結果、スズメバチに似た模様となり、天敵から襲われなくなって生き残ることができたのか? 自然界にはまだまだ不思議がいっぱいです。夏になり山奥では様々な昆虫を確認できるかもしれません。ちょっと楽しみ!
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