アメリカ,ロシア,中国の独裁者は軍事力・経済力・政治力を行使し、他国を支配しようと(或いは意に反するからと)国際法を無視して圧力をかけてくる。これらが “ 国連安保理常任理事国 ” だというのだから泣けてきます。
アメリカ,ロシア,中国の独裁者は軍事力・経済力・政治力を行使し、他国を支配しようと(或いは意に反するからと)国際法を無視して圧力をかけてくる。これらが “ 国連安保理常任理事国 ” だというのだから泣けてきます。
学名:Prosopocoilus hachijoensis
ノコギリクワガタ属では最小種となり体長は30~50mmほどで、雄の大アゴはノコギリクワガタのように湾曲せず直線的です。雄雌共に体表には微細な凹みが密にあります。以前はノコギリクワガタの亜種とされていましたが、独立種に分類され直されています。同種は地球上で八丈島にしか生息していない固有種となり、そのためか種小名が “hachijoensis” となっています。
10年ほど前までは八丈島で一番よく見かけるクワガタムシでしたが、近年、殆ど見かけなくなり変わってハチジョウコクワガタをよく見かけるようになっています。島内の中学校:三原中学校サイエンス部の調査によると、島内全域に生息範囲を拡大してしまっている外来種のアマミサソリモドキに捕食されていることが原因であるとのことです。両者共に地中にいることが多いため、ハチジョウノコギリクワガタはアマミサソリモドキの絶好の捕食対象となったのかも知れません。また、ハチジョウノコギリクワガタは地中生活に適応するため、「大アゴの湾曲をなくす」という進化(もしかするとこの場合は退化?)を選択したと考えられるのではないでしょうか。
八丈島でも人間が持ち込んだ外来種によって、地球上から姿を消そうとしている生物がいるということが、非常に残念でなりません。
追記:ノコギリクワガタの画像をネット検索し確認していたところ、雄の小さな個体ほどは大アゴがあまり湾曲しないようです。上記のような「大アゴの湾曲をなくす」という進化ではなく、雄の大きな個体は八丈島の環境に適応できずに淘汰され、小さな個体だけが生き残ったとうい考え方が妥当なのかも知れません。
学名:Volvatella viridis
殻高:10mmほどで貝殻の色は緑色で軟体部は白色をしています。触角は三角形で“触角状突起”(黄色矢印)と呼ばれています。イワヅタ類に着生し同海藻への依存度はかなり高いようです。
殻頂部には噴出管(赤色矢印)という穴が開いており、刺激を与えると白色の液体を噴出します(水色矢印)。
2020年に異常な海水温の上昇で大量の珊瑚が白化しました。今年は死んだ珊瑚の上に以前のようにとまではいかないものの、イワヅタ類などの海藻が繁茂しつつあり、イワヅタ類への依存度が高いウミウシ達に出会える機会が多いのではないと期待しています。