古来、いろいろな人間の遺体の処理の方法があり、土葬は穴を掘って死体を土に埋めてしまうものであり、現在でも行われているが、日本では遺体を焼却する火葬が一般的である。チベット仏教に見られるように鳥に啄ばませる鳥葬、インドのガンジス川に流したり、上陸戦での犠牲者などを海に流したりする水葬などがある。また、チベット仏教にはダライラマ等はミイラにして保存する塔葬なるものもある。最近では宇宙葬なるものさえある。
このように、・・・葬と・・・が遺体を処分する主体や場所であった。そういう文脈で、最近はやりの「家族葬」という言葉を不用意に目にすると、残された家族が遺体をガツガツと食べたり、遺体を細かく切ったりして処分する、ホラー映画顔負けの惨劇が頭をよぎってしまい、最近ちょっと疲れているのかなと思ったりもする。ちゃんと「葬式」と言ってくれないと気色が悪い。よってかなり念入りに成敗。言葉は正しく使うのだ。お願いだから。
中国はいかにチベットを侵略したか | |
マイケル・ダナム | |
講談社インターナショナル |
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