今回ご紹介するのは、またもや、雰囲気作りの例一つと、プロパガンダ屋の寝返りが生じた例が二つである。
雰囲気作りのための誤報によるご誘導誤誘導は普通はかなり後になって分かることが多いものだが、これは、非常に露骨すぎて分かり易すぎる。
沖縄を本当に愛する狼魔人様より、『恥知らずなNHK「特ダネ」!メディアリテラシィの好材料? - 狼魔人日記』
要するに、
NHK曰く、
「沖縄県の尖閣諸島を巡って、政府は、島を、より平穏かつ安定的に維持・管理していくため、国が20億円余りで買い取ることで地権者側と大筋で合意した」
これに関連して、藤村官房長官曰く、(NHKのニュースで)
「内容は一切お答えしない」
尖閣を直接国に売ることがあるのかと聞かれて、地権者の弟の栗原弘行氏「みのもんたの朝ズバッ!」にて曰く、
「現時点ではちょっと難しいですね」
誰からNHKは情報を得たのか良く分からないが、東京都が尖閣諸島を購入する金額を釣りあげて少しでも購入を遅らせたいようだ。
NHKは何を焦っているのだろう。まあ、本国が『中国共産党が党大会延期を検討、権力闘争激化の観測も | Reuters』という事態なので焦るのも仕方がない。何とか結果を出したい頃なのだろう。
もしかして、絶滅したかに見えたNHK内の良識派が復活して焦りを呼んでいるのだろうか。それならいいが。
そして、意外な転向者が現われたか。
毎日新聞において元政治部長の山田孝男氏が河野談話の見直しに関して、「私自身、見直しに賛成だが」と驚異の告白をした。
皆様ご承知の通り、毎日新聞は日本人が変態であるとして海外へ情報発信してきた実績を持つ大新聞であり、あんまりにもいろいろ問題が有り過ぎて朝日新聞と合わせて東西両横綱の存在と言っても過言ではないことは言うまでもない。
これは、毎日が日和ることにしたということなのか。早くも民主党大消滅に備えてアリバイ作りを始めたのか。少なくともビジネスとしては舵を切るのが遅すぎたのではないか。いずれにせよ、今後の動向が興味深い。
政権交代は、非常にわがままな人間がわがままを貫いた結果生じるもので、政権交代後、国家運営が出来もしないので、国家が危うくなり、しばしば戦争を起こす(起こされる)ことがあるものである。我が国の膿がどっと出て長期的に見て良かったと言える政権交代であれば、「毎日新聞も役に立った」と消えてなくなってから人々に述懐される日が来るやもしれない。
それから、いつかはこうなると思っていたが、意外と速かった残念なお知らせ。
せとさんの『せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』:愛国心をかなぐり捨てたSAPIO』
恐らくネット上の右翼と呼ばれる人たちに支えられてきた、雑誌SAPIOが「ネトウヨ亡国論」をやって転向を宣言した。小林よしのり氏が自分の漫画のキャラクター『おぼっちゃまくん』をパチンコにしてしまったという話を聞くにつれ、こうなることは見えてはいたものの、結構急だった。何を隠そう私は右翼ではないので病院の待ち時間に数年前ちらっと雑誌を眺めたきりだったが、何か寂しくなったような気がする。まあ、毎日がひっくり返った方がインパクトがずっと大きいのは否定できないが。