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濡れてシビれて

日々のキーボードと電子楽器と音楽を自己満足で語るブログ

【Vol.227】楽器ショーに(行けたら)いこうー

2013-09-11 19:21:03 | 音楽

※本ブログ記事は、2016年末より新ブログに引越し中です。よろしかったらそちらも読んでみてください↓

 「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>
 


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今日は名古屋で研修だったため早く帰ってこれましたAndyです。


今回は楽器メーカーなどが共同で主催する見本市・「楽器ショー」について。

楽器ショーといえば1~2年に1回、楽器業界関係者らが広く集まってきて会場は活況を呈します。
いわゆる“業界関係者”オンリーの楽器ショーもあれば、一般の人でも入れるショーもありますね。
(入場料がかかることが多いですが)


僕も楽器屋時代に出張という名目で、何度か東京や横浜で行われた楽器ショーに赴いたことがあります。
日当や交通費は出るし、発売前の新機種も拝めるし、プロによるデモ演奏なんかも鑑賞できたりして、
もはや仕事という名の趣味(笑)といった感じで、非常においしい体験でした。


「全楽器」を対象とした楽器ショーとなると、大抵は花形であるギターブースなどが大々的に
スペースを取っているのですが、電子楽器もそんなに負けていませんでしたよ。
中には知る人ぞ知るスゴ腕スタジオミュージシャンがシンセのデモ演奏をしてたりとかして、
まさに俺得な感じでした。


ちなみにローランドのシンセ展示ブースでは、いつもお世話になっていた営業さんたちが居たりして、
まるで接待を受けているかのようでしたw
帰りにおみやげなんかも頂いたりして、お大尽様気分も味わえたりー



さて世界的な大規模楽器ショーとしては、アメリカで毎年開催されている
NAMM(ナム)ショー が有名ですね。
フランクフルト・ムジークメッセ(ドイツ)と並び称される世界最大規模の楽器ショーです。
さすがにアメリカやドイツまでは行かせてくれませんでしたが。。(笑)

 




特にNAMMショーとかだと、世界各国のメーカーが試作した、量産前の機材が
多数出品されるのが面白いですね。そもそも量産する気がないような(笑)、
実験的かつ全く新しいコンセプトの機材も出品されることがあります。


逆にNAMMショーで出品されたものが数か月後には日本でも発売される
可能性が高いので、もしビビっときたら、いずれ発売される
その機材購入のためにお金を貯めておいてもいいかもです。


まーNAMMショーなどは、一般人にとってはのちのキーボードマガジンでチェックする
しかなかったのですが。。最近では動画サイトからでもある程度確認できるのかな?


そんなわけで、業界人・一般人問わず、楽器ショーに行く機会があれば
ぜひ行ってみて下さい。

ゲームショー、モーターショー同様、非常に華やかな雰囲気でもって
楽しいこと請け合いですよー


【Vol.223】映画 『ピアノ・レッスン』(1993年)

2013-09-06 20:51:27 | 音楽

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いつも見かけるノラ猫に首輪がついてましたよかったねAndyです。よかったのか?


今回の映画レビューねたは、1993年公開(日本公開は1994年)の『ピアノ・レッスン』です。
フランス、ニュージーランド、オーストラリアによる合作映画であり、
『戦場のピアニスト』(2002年)と同じく、カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞しています。







19世紀のニュージーランドを舞台に、話すことができずピアノの音色を言葉代わりにする
女性(既婚者)と、現地の一人の男性との激しい愛を描いた恋愛映画らしいです。


これはですねえ、ストーリーにはなるべく触れたくないです。
一応ピアノが物語の重要な道具として登場するので、
本ブログでも取り上げてみたのですが。。


というか何度見ても
さっぱりよく分からないのですわ。。
主人公・エイダの心の動きとかが。


内容もよくよく考えると
不倫
のお話ですよね。

でもって旦那にバレて島を追い出されるという。。


個人的には、この映画の最大の魅力は、イギリスの作曲家マイケル・ナイマンによる
サウンドトラックの素晴らしさにあると思っています。

このサントラ、全世界で300万枚以上の売り上げを記録し、日本でもヒットしました。
特にメインテーマとも言うべきピアノソロ曲『楽しみを希う心』は非常に印象的で、
劇中では主役のホリー・ハンターが自身で演奏しています。


このピアノ曲『楽しみを希う心』が僕はとても好きで、CDや楽譜はもちろん買い、
友人の結婚式でも何度か披露したことがあります。
メロディもきれいだし、個人的にも非常に思い出深い曲ですね。
左右の指がまんべんなく動くので、今でも指のウォーミングアップ用の曲として奏でたりしてます。


そんなわけで映画の内容には触れないおかしな記事になってしまいましたが、
サウンドトラックは非常によいので、機会があればぜひ聴いてみてください。



ちなみにマイケル・ナイマンといえばこの『ピアノ・レッスン』とかゲームの『エネミー・ゼロ』
とかでも知られているけど、元々はミニマルミュージックの人ですよね。

何故かヒーリングミュージックのコーナーにCDが置かれているところも見かけますが。。





【Vol.222】ピアノを弾くことを仕事にしたい

2013-09-04 21:35:43 | 音楽

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東海地方は豪雨です電車も止まってどーなることかと思いましたが奇跡的に帰宅できましたAndyです。


さて子供の頃から音大までずっとピアノを学んできた人にとって、
演奏を趣味で終わらせるのではなく仕事にしたいと考えている方は多数いると思います。
普段はピアノ教室で指導し、週末には人前で演奏してギャラをもらうとかね。


僕も知り合いのレストランピアニストさんから、
「Andy(仮名)さんもよかったやってみない? 1ステージ20分で1日3回。ギャラいいよー(笑)」
と誘われたこともあったのですが、まー丁重にお断りさせて頂きましたw そんな腕ないっす。


そんなわけで、ちゃんとした音楽教育を受けてきた人が
(もしくはそれ相当の知識・スキルを身に着けている人が)、
ピアノ演奏を仕事にするにはどうすればよいか、これまで見聞きしたことを中心にまとめてみました。
所詮知ったかぶりでもってご批判を頂くかもしれませんが、以下どーぞ。


・レストランやバーラウンジなどでの演奏
 ここではお店のBGM的な演奏ですね。レストランではポピュラーやクラシック曲、
 バーラウンジでは小粋なジャズなどが好まれる気がします。

 お客さんからのリクエストが入ることも多く、
 「誕生日のお客様のために、粋なアレンジのハッピーバースデーを奏でる」
 「特別な日のお客様のためにリクエストに応える」

 などなど。
 何でも即興でできるにこしたことはないのですが、自分のレパートリーはなるべく多く持っておきたいですね。
 有名な曲で、「急に言われても弾けません」と言ってしまうのはかっこ悪いです。。


・ブライダルピアニスト
 いわゆる教会で演奏することが多く、どちらかというとピアノよりもオルガンで演奏
 することの方が多いような気がします(→オルガニスト)。
 賛美歌などはおおよそ曲のパターンも決まっているので、慣れれば比較的楽かもしれません。


・披露宴でのピアノ演奏
 式次第に沿って曲を演奏します。これも結婚式定番曲を中心に、
 自身のレパートリーを十分に用意しておく必要があります。
 また各シーンで「この場面ではこの曲を!」といったリクエストをもらうこともあります。



なおこういった仕事は、よほどの技量・経歴がない限り、ぼーっとしていても
何も転がりこんできません。
まー自身のライブ後とかに、「君、ウチのお店で弾いてみない?」
なんて誘われることはあるのかもだけど。


また、本採用にあたってオーディション(審査)が行われることがあります。
口コミとかではなく、広く応募者を募るケースで多いですね。
オーディション合格後、大抵は研修を経て現場に派遣という流れになります。
どちらにせよ、経験者が優遇される感じではあります。


自分の発表会ではないので、普段は聴かないような様々なジャンルの曲を仕入れておくと強いです。
あと、臨機応変にアレンジしたり、即興で曲と曲とをつなげたりという能力もあるといいですね。


この仕事を目指している方は、自身のスキル・感性を高め、
フットワーク軽く積極的に売り込んでみてはいかがでしょう。

というわけで知ったかぶりで1本記事にするのは難しいっすね。。




【Vol.221】バンド演奏と打ち込み音源の同期演奏について

2013-09-03 21:15:26 | 音楽

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名古屋めしが好きになれない愛知県在住歴9年のAndyです。


今回は、バンド演奏に打ち込み音源を乗せた同期演奏について記事にしてみたいと思います。


そもそもバンドにドラマーが不在で、リズムパターンを流し、
そこに他パートが音を乗せるというバンドもアマチュアではたまに見かけますね。
こういった場合は特に「同期」に関して意識することはないと思います。
曲の入り(アタマ)さえ気を付ければ、アンサンブルが崩壊することはないでしょうw


今回言及するのは、ドラマーさんにクリック音を送りテンポ通りに叩いてもらい、
それと同期させた打ち込み音源を外音で流すといったケースです。


手っ取り早い方法は、打ち込み(MIDI)パートをオーディオでステレオ録音し、
CDやMDに焼いて流すというもの。Right側に全ての音源をミックスし
(→スタジオ全員にはこのモノラル音を聴く)、
Left側はクリック音のみでドラマーの耳に送ります。
これだとステレオ感は失われるのですが、最も簡単だと思います。


ワンランク上の環境を作りたいなら、チャンネルが独立していて、
複数のOUTPUTを備えているMTRやハードディスクレコーダーなどを
使うとよいと思いますよ。


さて最も重要なのが、ドラマーさんが確実にクリック音をモニターできること。
実際のライブの現場だと、時としてドラマーさんがモニター音を見失うこともあります。
そういったことを防ぐために、色々と工夫が必要になります。


・イヤフォン(ヘッドフォン)の選定
  …ドラマーのモーションは概して大きいので、抜けやすいものやズレやすいものは
   避けた方がよいです。できれば耳の穴に押し込むタイプの方がよいですね。

・音色の選定
  …「ピッピッピッピッ」という電子音が一般的ですが、ドラマーによっては
    聴き取りにくいと訴える人もいます。カウベルなど、本人が分かりやすい音色を
    用意してあげるとよいと思います。

・小節のアタマを強調
  …1拍目だけ音程を変えたりなどして、小節のアタマを把握できるようにすると見失いにくいです。



そしてそもそも重要なのが、
ドラマーの同意

ですね。


ドラマーによってはクリック音をモニターしながら叩くのを嫌がる人もいます。
また嫌がりはしないけど慣れていないのか、特にオカズ後のビートキープが
よれる人もいます。これはもう慣れてもらうしかないですね。


バンド内環境を整え、打ち込み音源を自在に追加できるようになると、
オケの音数はぐっと多くなりアンサンブルにも厚みが出ます。
コーラスを重ねたり、シーケンスフレーズを終始織り込んだりと、
手弾きではカバーしきれないパートも再現することができますね。


そんなわけで、通常の演奏に飽き足らないバンドさんは、
「6人目のメンバー」として、打ち込みを導入してみてはいかがでしょうか。