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濡れてシビれて

日々のキーボードと電子楽器と音楽を自己満足で語るブログ

【Vol.189】鍵盤を裏側から弾く!

2013-07-19 19:55:21 | 音楽

※本ブログ記事は、2016年末より新ブログに引越し中です。よろしかったらそちらも読んでみてください↓

 「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>
 


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今日はダメな一日だったなぁAndyです。


今回は鍵盤のちょっとトリッキーな演奏法について。
まあ正規の弾き方ではないので、あくまで驚かせるための一発芸的な感じですね。それは、

鍵盤を裏側から弾くという奏法。


確かPE'Zライブか何かでヒイズミマサユ機氏がやっていたような。。
結構なインパクトです。


僕もちょっとだけチャレンジしたことがあるのですが、
裏側から弾くということは、通常の運指などのクセは全く役に立たなくて、非常に難しいです。
全く別の楽器の、別の奏法と考えてよいです。


音階などの基礎知識もなく全く初めて鍵盤を触る人にとっては、
おそらくこんなような感覚なんだろなーと思います。


コードやスケールを固まりでとらえることができず、一鍵一鍵を機械的に
「押す」感じ。「弾く」じゃなくて「押す」ね。
鍵盤の演奏に慣れてる人ほど困難なこと請け合いです。


もし超初心者にピアノを教えることになったとして、
「何でこんな簡単なこともできないのか!」


とイラつくようなことがあったら、ぜひこの“鍵盤裏から弾き”を思い出して下さい。
誰しも最初はこんなんだったはずと、初心忘れるべからずを気付かせてくれます。



これって忘年会の余興とか、テレビの素人芸コーナーとかでやっても
インパクトあるかもですね。ライブ中の場つなぎ的な局面でも重宝しそうです。


そんなわけで通常の演奏に飽きたら、気分転換にやってみてはいかがでしょうか。
披露すれば盛り上がること間違いなしですよ。


【Vol.187】オーディオをそのまま楽譜に変換できる?

2013-07-17 20:41:45 | 音楽

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最近朝缶コーヒーを飲むのが新習慣になりましたAndyです。


これまで何度か耳コピについて記事に取り上げてきましたが、
オーディオ信号をPCに取り込んで、自動的に楽譜を作成できるソフトウェアが
あればいいなーと以前から思ってました。できればフリーソフトで。。


と思ったらあるそうです(!)。
自動採譜ソフトというカテゴリーで、例えば以下のようなもの。


・採譜の達人
http://www.pluto.dti.ne.jp/~araki/soft/st.html



・がまぐち採譜(シェアウェア)
http://hp.vector.co.jp/authors/VA009776/htdocs/soft/j_gama.html




いわゆるオーディオデータ(例:WAVファイル)を、楽譜データ(MIDIファイル)に変換するということですね。


最初に断っておきますが、あまり実用的な精度というのは
期待し過ぎない方がいいです。


僕もちょっとだけ試したことがあるのだけど、非常にカオスな楽譜を吐き出してくれて(笑)、
それはそれで面白かったりします。


まあ、オケの中の特定の音色のみ抜き出して正確に採譜、というのは現時点で不可能に近いです。
例えばピアノで和音とか弾いたりすると、同時に3~5音は打鍵するわけで、
それぞれのノートの倍音構成を解析して音程を特定させるという超複雑な演算が必要になりそう。。


こうやって考えると人間の耳って高性能だよなー。


有償ソフトとしてはLogic9等でこの機能が搭載されていますが、
モノフィック(=いわゆる単音)での入力が前提ですね。

確かにピアノ音は色んな周波数が入り混じってて難しそうだけど、
サイン波まる出しのモノシンセだと精度が上がりそうな気がします。


どちらにせよ、生成後の手直しは必要になりそうですね。


この分野の技術進歩が進むと、一気に音楽制作の展望が広がり、
音楽人口も増えそうな気がします。


【Vol.184】ライブ当日の流れ

2013-07-14 18:14:11 | 音楽

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猫を見かけると思わず声を掛けずにはいられないAndyです。


さてライブというと、これまで地道に練習した成果を人前に披露できる貴重な機会であり、
言わばお祭りみたいなものであります。もー気合入りますね!

さて今回は、一般的なライブハウスでのライブ本番当日の進行の流れなどを記してみたいと思います。


ライブには、そのバンドが単独で行う「ワンマン」形式と、複数のバンドが
入れ替わり演奏する「対バン」形式がありますが、ここでは「対バン」形式を例に挙げます。


以下、大まかな流れ

①会場入り、機材搬入
 →夕方開場のライブハウスの場合、出演者はお昼前後に集合することが多いです。
  搬入時、車をどこに停車・駐車するかを事前に確認しておきましょう。
  駅前のライブハウスだったりすると店側の駐車場がない(もしくは限りがある)
  場合が多いので、最寄のコインパーキングの確認もしたりします。


②スタッフ・出演者顔合わせ
 →当日のタイムテーブルやライブハウス側の注意点などの説明があります。
  セットリストや持ち込み機材、希望演出等は事前にライブハウス側と話を
  していることが多いですが、当日変更があれば早めに伝えます。


③リハーサル
 →リハーサルには、出演順に行う「順リハ」と、逆順に行う「逆リハ」があります。
  一般的なところでは「逆リハ」が多いですね。逆リハだと、最後にリハーサルを
  行ったバンドが本番一発目に出ることになりますので、機材の入れ替えをせずに済みます。

  リハーサル時間は、入れ替え込みで一バンド30~45分程のケースが多いです。
  音量バランス的に気になる曲を中心に、3~4曲程度行います。
  (→曲を最後までやり通す必要はないです)


④本番まで待機
 →リハーサルが終わって開演までは、基本的に自由です。
  この間に、自バンドの来客リストをスタッフさんに伝えたり、リハーサルで伝えきれなかったことを
  PAさんに伝えたり、バンドのオープニングSEをPAさんに渡したり、進行上の注意点をメンバーと確認したり、
  物販ブースを設営したり、個人練習をしたりと色々です。


⑤本番


⑥撤収・お金の精算
 →ライブ終演=閉店というライブハウスも多いので、撤収は速やかに行います。その後お金の精算をします。
  また、録画したライブ映像(またはライブ音源)を分けてくれるライブハウスもありますので、
  その場で受け取れるのか後日受け取りなのかを確認しておきます。

  なお、出番が終わったら、お金の精算をしてそのまま帰ってもいいといったライブハウスもありますが、
  出演者は終演まで拘束、というところも多いです。


(⑦打ち上げ会場に移動)
 →参加人数をあらかじめ把握しておき、事前にお店の予約をしておくとスマートです。
  ライブ会場から徒歩圏内だといいですね。


⑧解散


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集合時間、リハ開始時間など、タイムテーブルが厳密に決まっているところもありますので、
遅刻のないように務めたいです。また出演順は当日に分かることが多いので、
予定出演時間が確定したら、お友達に伝えてあげると親切ですね。


なお、ライブ進行が早く進んでしまった場合、バンド転換時間を長めに取って調整し、
規定のタイムテーブルに合わせるといったライブハウスもあります。


そんなわけで対バン形式のライブ当日の流れ、大体分かって頂けましたでしょうか。
ワンマンライブでも大まかな流れは同じです。


ライブハウス側、他出演者とコミュニケーションを図って円滑に進めたいですね。


ジョイスティックを使いこなせ ■■KORG WAVESTATION

2013-07-12 22:11:36 | 楽器・機材

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仕事が忙しくなってきましたAndyです夏休みが待ち遠しいです。


今回ご紹介するシンセは、KORGが1990年に発売したWAVESTATION(ウェーブステーション)です。
当時の価格は220,000円でした。外観は、のちに発売される01/Wと似ていましたね。

 



この子も実際何度か触ったことがあるのですが、一般的な評価通り、

音作りが非常に難しい

ですね。

とりあえず音を出すことはできるので、いきなり弾くこともできるのですが、
そこは従来のワークステーション型シンセにはない特殊な作りになっているので、
いざ入手することになったら徹底的に使い込みたいところです。


コルグのHPから謳い文句を抜粋してみました。


 基本波形をリンク(連結)できるウェーブ・シーケンス機能で、
 全く新しい原音波形を創造するavシンセシス・システム搭載。
 シンセサイズの新たな可能性を引き出し、画期的な音の世界を創造した。

 アドバンスト・ベクトル・シンセシス機能により365基本波形と
 32ウェーブ・シーケンス波形を合わせた397種の音素材から、最大4波形をセレクトし、
 ジョイスティックでミックスできたり、波形ミックス比の変化を
 そのままシーケンスすることもでき、より立体的な音作りが可能。


うーーーん、初心者には何のことやらさっぱりですよねー(笑)。

多数の波形データのほとんどは極端に短く、それを最大32ステップつなぎ合わせることで
新たな波形を創造できるのが、本機の売りである「ウェーブシーケンス機能」と呼ばれるものです。

やっぱり分かりにくいですか。。


本シンセ初心者にとっては、とにかくWAVESTATIONの構造や階層を
しっかりと覚えることを一番最初にやらなきゃですね。


で、何となく操作を覚えてくると、ジョイスティックを使ったリアルタイムの
ベクトルシンセシスというのが結構楽しいです。
4つのウェーブをあらかじめスティックに割り当てておく仕込みは必要なのだけど、
演奏中に音色を変化させたりできるのはやっぱり面白いです。


とにかくジョイスティックを使いこなして初めてこのシンセの面白さが
おぼろげながら見えてくるような気がします。


ストリングス系の音を白玉で鳴らしておいて、ウェーブシーケンスの音を
バックに仕込んでおくと、ただの白玉も音に変化がついて、不思議な効果が
リアルタイム操作で得られます。
何というか、“立体的な”音作りといった感じです。


ウェーブをリンクして新しい音源波形を作り出すという手法は、
シンセサイザーの歴史の中では割と基本的なメソッドなのだけど、
それを実際に一つの箱にまとめ、一般向けに売り出してしまったのがすごいです。


そんなわけで、シンセマニアへの挑戦状みたいな一台ですね。
実際、その音作りの複雑さから初心者には敬遠され、マニアや専門誌からは絶賛を受けたそうです。



なお、1991年には2Uサイズ音源モジュール・「WAVESTATION A/D」が、
1992年には1Uサイズ音源モジュール・「WAVESTATION SR」が発売されています。






今でもこのシリーズをライブセットで組み込んでいる人が居たとしたら、
僕だったら迷わず声掛けますね(笑)。


【Vol.176】ピアノをはじめたきっかけ

2013-07-04 20:11:53 | 音楽

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食品サンプルの前で立ち止まって去っていく中年男性がいたら多分僕ですAndyです。


ピアノを始めるきっかけというのは人それぞれで、半ば強制的に教室に通わされたりとか、
好きな曲を自分で弾いてみたいとか、ついでにモテたいとか。。
色々ですよね。

でもって僕の場合は、「ショパンが弾きたい」というのがそもそもの動機でした。


20歳もとうに過ぎて、ピアノ教室に通うわけでもなくちゃんとした生ピアノを
買ったわけでもないのに、何故かいきなりショパン。。


当時は「幻想即興曲」とか「子犬のワルツ」とか「雨だれ」とか弾けたらなーと思ってました。
特に「別れの曲」だったら、素敵な割に比較的簡単なんじゃね?などと。。


「別れの曲」はCXのTVドラマ『101回目のプロポーズ』で挿入歌として使われたことも
あって非常に有名ですね。同ドラマでは西村由紀江さんが簡単にアレンジした同曲が
流れてたりして、初心者ながら弾きやすそうと感じました。のちに楽譜も買いました。


でもって早速練習開始です。楽譜の読み方は友達に習ったし、鍵盤は買ったばかりのシンセで。
とりあえず全ての音符の上に音名(ドレミとか)を書いていきます。時間はかかるかもしれないけど、
絶対にこの1曲はものにしてやる!


とまあ最初は意気込んでいたのですが、当然ながら色々な壁にぶつかります。
まず、61鍵盤では楽譜通りに弾けない。それでも初心者なりに工夫して
(→低音部のオクターブを省略などして)何とか先に進みます。


でもって3か月もやってると次第に飽きてきます。
そもそも1曲だけで変化にも乏しいし、ちょっと練習に間が空くとすっかり忘れてしまったりして、
同じところを繰り返し。。新しい部分に進むと多少楽しいのですが、
過去の反復練習は地味で退屈です。


そんなわけで数か月もするとショパンは諦め、バンド用の曲に専念するようになりました。


今でもドビュッシーやショパン、モーツァルトなどの本格的なクラシックピアノ曲を
弾けるようになりたいと思っていますが、長大で難しい楽譜を見ると気後れしてしまいます。

だったら簡単なアレンジの楽譜や、短い小品のを選べばいいのだけど、今さら、ねぇ。。


今思い付いたのだけど、サティから始めればよかったな!

これからピアノを始めたいという人で、特に弾きたい曲が決まってない人は、
サティの「ジムノペディ」「グノシエンヌ」あたりをおすすめします。
運指は簡単ですが響きがオサレですね。