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「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>」
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この土日が勝負ですAndyですでも昼寝しちった。
今回のお話は、ライブ時のリバーブ使いについて。あくまでキーボーディスト的な視点からです。
リバーブといえばコーラスと共にいわゆる「空間系」エフェクトの代表選手で、
普通の今時のシンセだったら、大抵本体内のエフェクターに含まれています。
さてこのリバーブ、DTMでは割と頻繁に使われていると思うのですが、
僕の所感として、ライブ時に意図的に使っている人は少ないです。
“意図的に”というのは、“リバーブのかかったプリセット音色”をそのまんま
使っていると思われるケースが多く、自分で作った音色(あるいはドライなプリセット音)に、
意図してリバーブをかけている人が少ないということです。
シンセ音にリバーブを掛けるメリットは何でしょう?
・パッド系音色など、リリースの余韻をより際立たせ、高品位に響かせるため
・音像をぼやけさせ、アクの強い音色をオケになじませるため
・全体的に掛けることにより、ホールライブみたいな臨場感を得るため
・極端に掛けることにより、SEのような効果を得るため
などなど。まあ僕の個人的な認識です。
どちらかというとスローアタック・ロングリリースの音色(パッド系、ストリングス系)
に掛けるのが定番かなー。もちろんピアノやオルガンなどに掛けるのもありですが、
掛ける度合いやオケによっては音が埋もれてしまいがちです。
こうなると、せっかくピアノでタイトなソロを弾いていても、
細かい音の動きが聴こえにくくなってしまいます。
なので、音像をダイレクトに伝えたい時などはあまり深めに掛けない方がよいですね。
一番いいのは、まずはスタジオでオケを録音してみて、色々とパラメータをいじってみて、
数テイクこなして、一番いい感じの響きの数字を探ることかな。
ライブで再現する際は、リハーサル時にその場で微調整(修正)できればツワモノです。
もっともPA側で(マスター)リバーブを掛けることもあるので、外音をモニターするのは
難しいですね。リハ時にメンバー以外の知り合いがフロアにいるようであれば、
「鍵盤のリバーブ塩梅どうだった?」
と聞いてみるとよいでしょう。僕もたまに聞きます。
そんな感じでまだ使ってない方は試してみてくだされ。
パラメータの意味がよく分からない人は、案外ギタリストに聞けば知ってるかもですよ!
余談ですが、似たような効果「エコー」とリバーブとはどう違うのでしょう。
どちらも残響効果と言う意味では同じですが、
ヤッホー!と叫んで返ってくる“こだま”のような効果をエコー、
お風呂場の中に居るような残響の効果がリバーブといった感じです(ざっくりですみません)。
まぁ実際両者の言葉の違いはそんなにないかもです。
なのでバンドをやってない人に対し、カラオケ用語的なニュアンスで
「エコー」の語を使うことはありますね。
一般人に「リバーブ」といっても通じないことが多いです。。
さて次回は実質的な最終回です~ ぜひ読んでね。
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