日光・月光菩薩 はじめての二人旅
~薬師寺1300年の祈り~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080428.html
という番組を見ました。
そんなすごいのが東京に来てたなんて知らなかった~。
偶像崇拝禁止の宗教や宗派もあったり。
モノであるはずの仏像を拝むことって…?
形あるものはいつかは無くなる。
それが1300年の間存在し続けた。
仏像を大切に思ってきた人々、
その気持ちがなければ
今、存在してないのではないだろうか。
つい40年前も雨漏りのする荒れ果てたお堂に
如来、菩薩の3体はあったそうだ。
再建するために行われたのは写経。
写経を納めるときのお金で今の薬師寺ができた。
写経とは祈りである。
祈りによって再建されたのである。
全身全霊をかけてて作った仏師。その思い。
そしてその仏像を大切にする人々。その思い。
(ずいぶんよこしまな願いもあっただろうが
それもまた人間に必ずある心情)
モノであるはずの仏像はそれらによって
尊いものになったのではないだろうか。
尊さのもとは多くの人々の祈り。
1000年以上に渡って多くの祈りを一心に受け止め、
仏像は1000年前より仏に近づいたのかもしれない。
ペットも同じような効力があるが、
物言わぬ相手のほうが癒されるときがある。
何も言わずただ愛情を注いでくれるその居心地のよさ。
仏像の場合はより静か。
相手に何か投げかけてみても相手は何も変わらぬ。
戻ってくるのは自分自身だったりする。
そのとき「私」を知ることにもなる。