今回は芸大でした。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090817.html
なんだか全部は見なかったのですが、
討論会にて
表現者として世に出ようとするとき
魂を売らなくてはならない局面がいつか必ず訪れる
という話があった。
そこを我慢してでも世に出るか
自分の表現方法は変えない方を選ぶか。
多くの人に知ってもらうためだと腹をくくって
妥協してたつもりがそれしかできなくなっていたり?
そこを何とか通り抜けて世に出たとする。
やっと好きなように自由に自分の表現を発表できるようになる。
それを越えて第一人者的になってしまった場合
中身がどうだなどと吟味されることなく、
ただ有り難いものとして受け取られるのみなんてこともある。
そうなった場合その人が伝えたかったことなんてまったく
受け手には伝わっていないだろう。
何か伝えたいことがあったから表現していたのでは?
あるいは、有り難がられているうちに質が落ちていたり。
ふとしたきっかけで淘汰されることになったりして。
何が言いたいのかというと、
何かを多くの人に伝えたい、表現したいと思ったとき、
どんな段階にいたとしてもすぐ隣には落とし穴があって
それとの葛藤は付いてまわるのだなということ。
この局面ではこれこれの選択が正しいです。
というようなものなのではないのだろう。
葛藤と共に進んでいくイメージ。
逆に言えばそこの葛藤がないものは
なんだか怪しい、のかもしれない。
葛藤しつつも「前に進む」こともポイントかな?
葛藤ばかりしててもね。