晴れた日の夕方、冷え込んできている。三脚を立てて林と月をフレームに納めた。月は、地球からの反射光で影になっている部分も照らされている。凜とした空気と静けさの中で自然の雄大さが感じられる時間帯である。
不思議なことだが、月はウサギが餅をついている面しか地球に見せない。調べてみると月が地球の周りを回る公転周期と月の自転周期がほぼ同じことが原因なのだそうだ。表の様子は風流なのだが、日本の月探査船「かぐや」が写した月の裏側の写真をみると、大きなクレーターだけが目立ち、ウサギの餅つきを連想させる表面とは大きな違いがある。自然のちょっとした配慮だろうか、月の公転周期と自転周期が一致していなければ、お月見やかぐや姫の伝説もも生まれなかったかもしれない。そんなことを想いながら中秋の名月を味わえば良いのだろうが、・・・・・・・・、風流という遊び心が身についていないのは残念である。