カタチあるもの

宇宙、自然の写真をメインに撮っていますが、時々、読書、日常出来事について書きます。

ケフェウス座 NGC6946 と NGC6939 遠い 近いのペア

2015-11-27 20:31:57 | 写真_宇宙

 

 遠い回転花火銀河 NGC6946 2200万光年、わが天の川銀河内の散開星団 NGC6939、遠い 近いのペアが地球から見ると、ほぼ同じ方向にあるため一緒に写っています。それもほぼ同じ大きさになっているところがすごい! と感心してしまいました。

 この銀河、ブログの写真では小さく写っているため、なんとなく渦巻き構造が分かる程度ですが、拡大してみると、とてもきれいな姿をしています。口径が大きく焦点距離が長い望遠鏡でトライしてみたい対象です。が・・・、まだまだ先ですね。

 生まれてからずっと北海道に住んでいるので、冬の天気は知り尽くしているのですが、晴れた夜は中々巡ってこないです。晴れたとしても、除雪して機材設営して、寒さに耐えながら撮影・・・・、天候が安定する2月下旬までは難しいかな。せめてオリオンは撮っておきたかったのですが。

 

 

 

 


NGC4565 かみのけ座 エッジオン銀河

2015-11-23 15:54:43 | 写真_宇宙

 

 我が天の川銀河を真横から見ると、こんな姿に見えるそうです。真横から見ているのでエッジオン(edge on)銀河と呼ばれています。

 NGC4565の左斜め上にはうっすらと小さな銀河、やや左下にもかすかに小さな銀河が写っています。NGC4565で距離が3000~5000万光年と言われていますから、かすかに写っている銀河は途方もなく遠い銀河なのでしょう。

 宇宙では、距離と時間が同じ単位になっていますから、3000万光年は3000万年前に発した光が今地球に到達したということになります。地球の年代記でいうと古第三紀始新世になり、恐竜が絶滅してほ乳類が現れ始めた時代、地球が最も高温だった時代と言われています。なんせ、極北でも氷床がなく、ワニが棲息していたというのですから、そんな時代もあったんですね。

 

 

 


NGC281 カシオペアパックマン

2015-11-21 11:00:26 | 写真_宇宙

 

 

 この写真では細かなところがボケてしまい何となくパックマンに似ているなっていう程度ですが、焦点距離の長い望遠鏡と高性能のカメラで撮ると複雑なディテールが現れてくるんですよね。パックマンとはちょっと違う顔のような・・・・、パックマンが変身した顔のような・・・・・。気になる方はWiki NGC281で検索すると英字のWikiが出てきます。

 それにしても散光星雲には色々な愛称が付けられています。北アメリカ星雲、ペリカン星雲、象の鼻、胎児星雲、わし星雲、ハート星雲、カリフォルニア星雲・・・・etc。 これらの星雲をカラフルに、そして立体的にをテーマとして画像処理していますが、このパックマンの出来・・・・・、だいぶ向上の余地があるようですなぁ。

 

 

 


NGC7789 想像の翼

2015-11-20 21:26:27 | 写真_宇宙

 

 カシオペア座の散開星団NGC7789ですが、星の数が多い立派な散開星団です。散開星団を構成している数百個の星にもそれぞれ惑星があり、その惑星から見ると、とてつもなく明るい恒星が数百個も夜空に浮かんでいるのだろうか、などと想像の世界で遊びます。

 遠い未来、これらの散開星団にも気軽に宇宙旅行ができるようになった時代の人はどんな景色を見るのかな。

 

 


M45 プレアデス星団 刷毛でサッ!サッ! 塗りましょう

2015-11-18 21:10:42 | 写真_自然

 

 散開星団は、比較的マイナーな対象が多いのですが、このプレアデス星団は超有名、和名で「すばる」という名前まで付いています。肉眼で確認できることと、その青さ、そしてひしゃくのカタチがメジャーな星団に押し上げているのかもしれません。

 ISO2000で5分露出(露出オーバーで星が白飛びぎみです・・・トホホ)、16枚コンポジットなど画像処理を重ねてみるとなにやら青い雲のような星間ガスが現れてきます。生まれてからさほど年月の経っていない青い星に照らされて青く光っているのですが、刷毛でサッ、サッと塗ったみたいですなぁ。やっぱり宇宙は芸術家か?

 今年もあと残すところ1ヶ月半程度、冬の天候が期待できない北海道日本海側に住む私にとってはストレス蓄積の季節になります。11月に入ってからは天候と仕事の関係でこのプレアデス星団1枚しか撮れていません。年内にもう1回くらい・・・・、ぜひオリオン座を撮影したいと思っているのですが・・・・。

 

 

 

 


ケフェウス座 IC1396 奥の世界

2015-11-16 21:41:49 | 写真_宇宙

 

 ケフェウスは古代エチオピアの王、隣のカシオペアは王妃、そしてアンドロメダは娘です。ケフェウス座にはガーネットスターと呼ばれている赤く輝く星があり、そのすぐそばにこのIC1396が位置してます。

 この領域、散光星雲もカラフルですが、光っている星もカラフルですね。

 それにしても天体写真の画像処理は奥が深い。どのくらい奥が深いのか?深さがわからないほど奥が深い。

 前回の画像処理では、赤く淡い散光星雲部分がほとんど出てこなかったにもかかわらず、処理方法を少し変えると淡い星雲部分が浮き出てきて、星の光に照らされて星間ガスがカラフルに発光し、部分的に光を通さない星間ガスがウネウネ、クネクネと入り組み、全体としては象の鼻のようなカタチになっているのが分かる程度にはなってきました。

 もう少し工夫してみたら、さらに奥の世界が見えてくるのだろうか・・・。などと考えています。冬の間にこれまでに撮りためた写真を再処理してみようかと思っています。

 

 


ペルセウス座 二重星団

2015-11-14 18:49:15 | 写真_宇宙

 

 散開星団は比較的マイナーな対象が多いのですが、このペルセウス座二重星団はメジャーな散開星団の部類に入ります。ネットで色々調べてみますと、比較的若い星団のようですね。若いといっても誕生してから1000万年以上経過しているようですが、それでも恐竜時代にはなかった散開星団ということですから、星々の時間でいえば若いということなんでしょう。

 銀河、散光星雲も好きですが、マイナーな散開星団も結構好きです。星の持つ色を大事にしてカラフルに表現したいなどと思っています。