札幌から西に車を走らせ、 小樽、余市を通って積丹半島に入ります。その先端が神威岬、晴れた日には積丹ブルーと呼ばれる真っ青な海に出会うことができます。が、この日は風が強く、岬先端の灯台は立ち入り禁止、海も霞がかかったような色合いで、残念ながら積丹ブルーには出会えませんでした。
積丹(シャコタン)とはアイヌ語で「夏の村(サク・コタン)」という意味、夏の間だけ、漁をするために移り住んだ場所なんです。神威(カムイ)とはアイヌ語で神を意味していますが、ニュアンス的には高位の霊的存在という意味のようです。アイヌ人は縄文人の末裔ということが遺伝子や骨格研究の結果として分かってきています。縄文人は様々な生き物やもの・場所にカムイを感じていたんですね。