蒼い碧なユニコーン

ミュージシャン、ヴァレンシア(VALENSIA)のことを綴る、蒼碧(Aomidori)のブログです。

Einstein (アインシュタイン)

2005年03月29日 | 地球と人類


4thアルバム「GAIA II 」収録の、とても Valensia らしい曲。
"Einstein "というのは、そう、あの相対性理論で有名な
アインシュタイン博士の事です。
今年は、博士が特殊相対性理論など物理学にとって革命
的で重要な理論を立て続けに発表した、いわゆる「奇跡の
年」から100年に当たるそうで、国連も2005年を「国際物
理年」と宣言し、世界中で「世界物理年」の行事が行われ
ています。なのでそれを記念してこの曲をご紹介…。

アインシュタイン博士は、かねてから私の好きな人物の
一人でありました。
(いえ、物理は苦手なんですけど。(^_^;) 人間的に、ね。)
だからこの曲を聴いた時は本当に嬉しかったです。
曲調も私の大好きな裏打ちPOPS +クラシック・テイストな
イントロや間奏、バックに流れるマイナー(?)なストリングス、
ミステリアスな転調、そして何よりあの絶妙なハーモニー!
… Valensiaってつくづく天才、と思わずにいられません。

歌詞がまたインテリジェンスに溢れています。
~プラスティックの時代から抜け出す為に、
第二のアインシュタイン、出ておいで。~ という内容。
物理とか化学とかにこだわらず、とにかく何か次なる
ステップへの革命的なアイデアを生む者を切望している、
という意味じゃないかと思います。

ちょっとした比喩も気が利いてる。
windows と shells が意味するものとか…(笑)
そうそう、注釈もアインシュタインに因んでいますね。
"Relative intro " … 相対性イントロ?(笑)
" E= M Solo 2 "  は勿論、最も美しく有名な公式である
特殊相対性理論の「E=mc2 」をもじったもの。
"Worm-holed outtro " … ワームホールとは時空に
あいた虫食い穴、即ち「時空トンネル」のことで、物理学
用語です。別名「アインシュタイン-ローゼンブリッジ」。

化石資源に依存した現代社会を告発しながらも、
決してシリアスになり過ぎず、ユーモアを忘れないところ
がまさにアインシュタイン博士の人柄にも通じて、とても
Good!だと思います。

そして Valensia らしく、言葉の持つ
音の響きの使い方が実に巧み。
 VCR, CDR, PC, TV, CD, DVD …
まさに早口言葉のこのフレーズ、歌えるようになるには
特訓が必要ですね。(笑)

しかし、歌詞に出てくる"水で走る車"も今や現実的に
なってきて驚き…。
水素を燃料に、排出するのは水だけってやつ。
日本がその開発のTOPを走っているのは誇らしい事ですね。



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