さて T'Kylah 第2回。
“旬” の曲だと言いましたが、それには2つ理由があります。
一つは、先月 YouTube にデモ・ヴァージョンがUPされたこと!
こちら。
私は Gaia のデモは持ってるんですけど、T'Kylah は聴いたことなかったんです。 だから見つけた時は小躍りしちゃいました♪
そして聴いた印象… リリース版とは雰囲気が全然違う!
こ、これは 「キラー・クイーン」 というより… ビートルズ?!
跳ねる様なリズムではなく、アンダンテ。
雨に濡れた通りをずんずん歩くような、イギリス的な雰囲気を感じました。
そこで思い出したのは、歌詞のラストに出てくる Norwegian wood。
これはね、前から気になっていたんです。
「Norwegian wood 」 って、ビートルズの曲のタイトルでもあります。
村上春樹の小説のタイトルにもなってて有名ですよね。
そう、邦題は「ノルウェイの森」。
(これが第2の理由です。映画の公開で話題になっていましたよね。)
ずっと前から、何か関連があるのかなと気にはなってたんですけど、
深く考えることも無く今に至っていました。
でもやっと今その繋がりが分かった気がします。
曲調はそれほど似ているわけではないんですけどね。(向こうは3拍子だし)
ザ・ビートルズ「ノルウェイの森」
前にヴォーカル編で、T'Kylah の合いの手の 「 I!」 が好きだと言いましたが、デモの段階では歌い始めも 「 I!」 だったんですね。
ビートルズの 「ノルウェイの森」 も、歌い始めが 「 I 」 なんです。 その 「 I 」 の音の感じ、ちょっと似ているように思うのは私だけでしょうか?
そして「ノルウェイの森」の歌詞の内容…
Norwegian wood というのは実は本当の北欧の森のことではなく、ノルウェー産の松材で内装されたイギリスの安アパートのことで、そこでの行きずりの女性との情事(未遂?)を歌った曲なのだそうです。 やっぱりダーティー・テイストなんですね。
それで T'Kylah では 「 Norwegian wood で愛し合おう、古代ローマ人のアブナい宴のように。」(ちなみに orgy とは古代ローマでの乱○パーティーのこと。^^; )となるわけです。 …納得。
ここで Norwegian wood と Roman in a orgy would は韻を踏んでいます。
本家「ノルウェイの森」でも、Norwegian wood は Knowing she would と韻を踏んでいるのでした。。
デモ・ヴァージョン、よく聴くと歌詞はまだ完成されていない様子?
聞き取れないだけかもしれないけど、なんかテキトーに歌ってるところありませんか?? 少なくともリリース版とは随分違いますよね。 でも Norwegian wood と Roman in a orgy would は入っているようです。
リリース版では 「キラー・クイーン」のようなフレンチ・ポップ風 にアレンジされるわけですね。 ビートルズのペンで描いたスケッチにクイーンの筆で彩色 って感じでしょうか?
スケッチだけでも十分完成度高いですけどね。私はかなり好きです。
雰囲気が違うので、なんか新曲を聴いたような新鮮さ&得した気分。
waigaunauaさん、いつもレアなものをありがとうございます!