4th アルバム「 Gaia II 」収録のこの曲は、1999年11月18日にまだ40代の若さで亡くなったヴァレンシアのお母様、ジャクリーンさんに捧げられたものです。メロディはお母様の存命中から有り、彼女が気に入っていてレコーディングを勧めていたのだそうです。
その殆どはラテン語での荘厳なクワイアなのですが、ごく一部、ヴァレンシアがソロで英語で歌う部分があります。
Shooting stars fell from the sky for you tonight ..
実は11月18日は毎年「獅子座流星群(レオニズ)」の極大日なのです。2001年の日本での大出現はずいぶん話題になりましたので、覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか? そしてジャクリーンさんの亡くなった1999年のこの日は、ヨーロッパで多くの流星が出現し、大きなニュースになった日だったのです。
ヴァレンシアはその時、日本で「V」のライヴを行った後の帰路途中でした。おそらくオランダの空港で悲しい報せを聞いたのでしょう。
お母様は心臓の病で入院中だったとのこと。そんな中、私たち日本のファンに会いに来てくれていたのです。結局彼にとっては他の面でも随分辛い思いをしたツアーになってしまったようですが、私たちファンは(そんな事とは知らずに)本当に楽しいひとときを過ごさせてもらったのでした。
日本のファン、特にあの時楽しい思いをした人は、彼に返しきれない借りがあるんです…。どうか忘れないでいてあげて下さい。
今年はあいにく月夜。いずれにせよ流星は少ないとの予報のようです。
満月でしょうか。月明かりが凄いです。
隣りで赤く輝く火星もさすがにかすんでしまいそうなくらい。
金星はこのところ夕空で美しく輝いています。
金星の良さは、いつも地上の景色とコラボレートしているところ。 すぐに沈んでしまうのは残念ですが。
日暮れが早いので「夜空」を見る機会が多くなりましたね。
そろそろ獅子座流星群だし、巷ではプラネタリウムもブームだとか。
Valensia の曲には宇宙や星に関する言葉がいろいろ出てきます。次はそれをテーマにしてみようかな、と。
歌詞カード、引っ張り出さねば…
POPな曲をリストアップしてみて思ったんですが…
“VALENSIA”の音楽には、ROCK!なトラックって意外と少ないんじゃないかなって気がしてきました。 …勢いで挙げてみましょうか。
Tere
Megalomania
My Heart Is In Your Hands
バラードですけど。(汗)
Catalepsia
The Ex- (july july)
これってロックかな?ギターソロはそうだけど。
The Barely Acceptable Truyh Of Knowing II
これも??。サビは少しそうかも…ということで一応。
Let's Talk About Me
これがどんなジャンルになるのか正直私には判りませんが
(汗)。
Do You Feel OK Now
上に同じ。
(Why Don't You) Give A Little Something
ややソフトだけど。
Dead Or Alive
やっと自信を持って… ROCKです! (^_^;)
Mayke & Veronique
変則だけど、ROCK…ですよね?
Acquelcuela
はい、アクション・ロックね。(笑)
Realm Of Nature
バラードだけど、HM/HRファンが好きそうな泣きの1曲。
Celeste
ポリス風。ROCKなんだろうか?
Phantom Of The Opera
ごく部分的に(?)。
The Moon
やったあ。バリバリ(笑)ROCKですね。
Yo Yo
古き良きロックン・ロール。
Mayte
ドラマチック・ロック?
Life Is A Killer
RAPも入るけど、まあROCK?
The Line
ROCKだー。
・・・こんなもんでしょうか。かなり無理をして集めてみました。(笑)
(純粋ROCKというより、「ROCKテイスト」な曲が多いみたい。)
それでもVALENSIA名義の75曲中20曲。
Kosmos や Gaia 、Millennium ってROCKじゃあないですよねえ。
(別にそう決め付ける必要も無いんですけど。)
だから彼はPOPアーティストなんですって。 本人もずっとそう言ってるし。 なのにHM/HRカテに押し込められて、軟弱だなんて言われても…。(-_-;) なまじっかギターが弾けて、ハードなのも書けてしまう故の悲劇でしょうか。
ただHM/HRファン(メディアも含めて)って、流行ではなく音そのもので評価してくれるし、ずっと覚えていてくれるから、そう意味ではありがたいと思います。でも基本路線が彼らの好みとずれているのは…致命的。(Metal Majesty はあくまで別プロジェクトだし。) 「The Blue Album」を全編 面白い!と思ってくれそうな人達の耳にこそ、もっと届けたいんですけど…。
前述した「Valensian Songs 」の他にも、とても"ヴァレンシアらしい"と思う種類の曲があります。QUEENの中では「キラー・クイーン」が一番好きと言う彼らしい、POPでお洒落なテイスト溢れる小品…という感じの作品です。
T'kylah
The Polka
Ley Park
Einstein
The Amateur
この5曲の選曲は全く私の主観によるものですが、どれも本当に佳曲だと思いマス。
もう少し枠を広げると…
「POPテイスト」という括りになるでしょうか。
The Sun
Mr.1999
Chique,Mystique & Excentrique
Bruxelles
Michelle Mambo
Hello Pianist
The Flying Dutchfan
こんな感じかな。
Tango Tamara
The Cassiopeian
Blasphemian Charlatan
Love Me
もPOP路線ですよね。小品という感じではないし、
多少ROCKテイストもあり、かもしれませんが。
シャンソン・テイスト、レゲエ・テイスト、その他ワールド・ミュージックをベースにしたもの、多いですね。 かなりのROCKも演るくせに、こういう曲をも書ける、そして歌える!のが魅力です。
多様性… QUEEN(フレディ・マーキュリー)もそうでした。私がQUEENを好きなのもそこにすごく洒落を感じる、というのが大きいのです。彼らの遺伝子を感じさせるアーティストは沢山居ても、たいていはコーラス・ワークだったりするわけで、こういう本質的な部分を受け継いでいるアーティストって少ないのではないでしょうか? 全体的にQUEENよりもっとずっとPOPですけどね。(私にはむしろそれが心地好い…。)