“大作系の厚いコーラス” も素晴らしいのですけれど、Valensia の真骨頂は “小品系の絶妙ハーモニー” にこそある、と私は思っています。
T'kylah
前にも触れたことありますが、合いの手的なコーラスが素敵な曲です。
ラストの
(Making love on Norwegian wood) Like a Roman in a orgy would
のハモリも絶妙。
The Polka
彼にしてはシンプルながら、ツボを押さえたハモリに心捉えられます。
オクターブ差のコーラスも聴きどころ。
Chique, Mystique & Excentrique
文字通り、シックでミスティックでエキセントリックなハーモニー・コーラス。
大好きです。
Gantenbrink
其処此処に湧き出す funny なコーラス。ブラボー!
Ley Park
絶妙のハーモニー・コーラス。素晴らしい。
Einstein
更にツボにハマリまくる絶妙ハーモニー。天才。
The Amateur
七色声でのコーラス(ハーモニー&ユニゾン) がとてもユニーク。素敵。
Bonen Hood
これもまたシアトリカルな七色コーラスです。喝采。
他にも絶妙なコーラス・パートはいっぱいあると思いますが。。
The Sun 0'12'' 一瞬の Oh Oh,
Mr.1999 0'44'' の And hey! That's why I say
とか大好きです。
"ふんだんな厚いコーラス" といえば…
先日 Robby Valentine がリリースした 『 Androgenius 』 に、Valensia もコーラスで参加しているのでした。
Disc2 "Past" の #5 No Turning Back と #15 I Believe In You の2曲。 #5 にはもう一人参加してるようですが、#15 での声は Robby と Valensia の二人。 そこここで素晴らしいコーラスを聴かせていますね。 ラスト部分では遠くで微かにですが You Take My Breath Away でのような神々しいコーラスが響いています。
そして 3'32'' の "Fighting for an answer"。
あ、ヴァレンシアだ!!って嬉しくなりました。(^^) やっぱりコーラスだけじゃなくリード・ヴォーカルでもっと彼の声が聴きたい!と思わせますね。 New Album まだかなぁ…。
ところで。。
Robby の曲へのゲスト参加はもう一つあります。(もちろん 「 V 」 以外で。)
それは、 Valentine's Overture II 。
はじめは Valensia が参加してるとは全く知りませんでした。
この曲が収録されている Robby Valentine の2ndアルバム 『 The Magic Infinity 』 を聴いたのは Valensia を知ってまだ間もない頃。 雑誌でよく引き合いに出される Robby にも興味が湧いたので、中古屋で見かけた時に買ったのでした。
全曲素晴らしいと思いましたが、特に凄いと思ったのが、この Valentine's Overture II 。 曲の構成にもメロディにも感嘆しました。 その中でも一番好きだな と思ったのは終盤の三拍子部分。特に高音パート。( 7'44''~の Don't be lie - your feelings inside と Please don't cry - I'm sure you will find ) 最初、こんな高くて綺麗な声でも歌えるなんて Robby も凄いなあ… と思ってたんです。 でも後になってから Valensia がこの曲に参加していると聞いて聴き直してみると…
!! これって Valensia だ!!
…やっぱり私は Valensia だー と再認識した瞬間でした。
5'49''~ like a Martian on earth は完全に女性コーラスだと思っていましたが、これも Valensia だったんですね。。 他にも例えば 3'18''~の(右から聴こえる)パー、パー、アー! や、そのすぐ後の Tycoon terror now、 7'22''~の ta-ta-too-too-taaa と 7'32''~ without daddy 等の "合いの手"パート が判り易いですが、耳を澄ませばあちこちのコーラスにも彼の声が混ざっているのに気付きます。 最後の 9'30'' ~ Wondering why - living to die の超高音ももしかしたらそうかな? "die" が Bohemian Rhapsody の for me ! と同じ hihiA# の高さですね。