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気を付けたいS林の5万円

2023-01-15 16:54:37 | オバアチャンの知恵袋

 路上で 初めて会話を交わしたかたから サーターアンダーギーをいただいた

初めて と言っても ウォーキングするお姿は よくよく拝見しており

すれ違いざまの雰囲気によっては 会釈をすることもあった ご近所さんである

娘の家から 料理を届けた食器類を まとめて持ち帰るときの玄関前

[お出かけなの?] と お声をかけられ [家に帰るところです]と

初めての会話

これまでに 私が娘の家で  植物の手入れしているところを見かけたこともあったようで

[ここが ご自宅と思っていたわ] とのこと

そして 

手作りのサーターアンダーギーを お急ぎ ご自宅から持ってきてくださったというわけ

 

沖縄のご出身だそうで 私が食べたことのある市販のとは違った 黒糖風味

 

いつも月刊の冊子を届けてくれているご近所さんからは ストラップ

 

いただきものには お返しがマナーなのは分かってるけど ご近所さんとは長いお付き合いになるから 物々交換にならないようなタイミングも だいじ

いただきっぱなしでも苦にならない ご近所さんに恵まれた ここは たぶん終の棲家になると思う 

 

私の理想は 夫のリタイヤ後に 房総辺りで 小さくてもいいから 日の出から日没まで陽が当たる家で暮らすこと 

だった

ところが あるとき 駅前の住宅展示場へ フラリと立ち寄ったことが 私の人生を狂わせた と言っても過言ではない 

いくつかの住宅メーカーを渡り歩いた中の 一か所 

鍛えられた営業マンのトークで あれよあれよといううちに 5万円

それは そろそろ築20年になろうとする我が家が建つ土地に どれくらいの家を建てることが可能かを調査してみるための資金だった

20年近いとはいえ 新築するつもりは無かったけれど その気もなくモデルハウスを見学したことの負い目もあって まぁ 我が家の資産価値を知るための5万円ということにしましょう とした その考えも甘すぎて

 

後に その業種に詳しい友人から聞くところによると [営業マンは5万円を取れたら もう こっちのもの]なのだそう

そして もう一つ 今 思うと 魔のトークとも思える [建てる建てないは別として]  

対面の後に 次の話し合いは何月何日と指定され 次の話し合い 次の話し合い となり [建てる建てないは別として]を繰り返しながら 20年前の住まいと比べたら とてつもなく近代的な設備や壁紙などの資料を目の当たりにして動かされる心

その心の底には [建てる建てないは別として] があるので 近代的な住宅で暮らす疑似体験を 巧みな営業トークに乗って楽しんでいたのかもしれない

そうしているうちに いつしか仮の契約と言う段階になり ローンを組む銀行を紹介され ・・・

 

このような 私の経験を語るに過ぎないにしても これは営業妨害になるのかな? と考えなくもないけれど 最終的には巧みな話術に乗せられた私の失敗体験を いつか何かの折に紹介する必要性を感じていた

言葉巧みに 高齢者が騙されてしまうニュースを見聞きするにつけ その思いは膨らみつつあるところの昨今 

当時は50代の私たち夫婦だったから 老化による判断能力の衰えを利用した犯罪には該当しないけれど 今 高齢者となった私からの知恵袋とでも言いますか

幾らかの金銭的損失はともかく 私のように 思い描いていた人生を狂わせてしまうような失敗で 悔やまれる老後を迎えてしまうシニアがいませんように願って

 

 

とんとん拍子に建て替えの話は進み 仮契約として100万円

乗り気ではなかった夫も 娘が飼っていたウサギによる部屋の汚れも気になっていたりして 建て替える時期かと妥協できたのかもしれない

けれど 房総方面の小さな家を諦めてない私は 本格的な契約に向かう寸前に まだ決めかねている気持ちを 営業マンに向けて口にしたところ

それまでも 乗り気のない私の態度を うすうす感じていたと思われる その人は [100万円は戻りませんよ!] と それまで見たことのない形相で 私に放ったのである

 

建て替えとなると 仮住まいが必要となる

そこで浮かび上がった問題が 犬と グランドピアノ 

いまでこそペット可の賃貸住宅が増えているけれど 当時は ほとんどがペット不可の上に グランドピアノが占めるスペースである

一時的に家財道具を保管するコンテナの必要性など 具体的な条件が判明していく過程で 夫も仮住まいを確保することに限界を感じ 新たな土地への住み替えを考えるようになっていった

そして 解約する理由として [仮住まいが必須の建て替えには無理があるので 別の土地へ住み替える]との選択をした経緯を 電話で伝えた

ようやく そこで一段落かと思えば そうではなくて 

我が家を担当した社員は 新しい土地に当社で建築させてほしい と直々に申し出られたのだったけれど 土地と建築業者の兼ね合いにより それは不可能であることから 丁重に辞退し 息子の将来を重ね合わせてしまう その男性に 夫は[ご縁が切れるわけではないから 近くに来られたらお立ち寄り下さい お酒でも一緒に飲みましょう] と お声をかけた

ありきたりの社交辞令とも思われるセリフではあったけれど 決定的な契約破棄を自覚した苛立ちもあったのでしょう [上半期の決算期で そんな暇はありません]と 明らかに怒りが読み取れる言葉を返して 去って行かれた

 

支払った105万円のうちの 半分くらいが戻って来たんだっけかな

夫は たびたび 分厚い資料やらを手に お越し下さった職員さんへの謝礼ということで 納得していたけれど

私は [建てる建てないは別として]は 明らかに 判断能力に欠ける私のスキをついた詐欺に近いものがあると あとになって気付かされたのだった

S林が手掛ける住宅は けして悪くないと思う

もし 知友人に新築の予定があるとしたら [S林の家は日本一] と紹介することもあったかもしれないけれど 夫のお誘いに[そんな暇はありません] と 口にするような社員を育てる会社であることを思うと ね

どうか [5万円] と [建てる建てないは別として]には 十分に気を付けて の思いを込めた 今日のつぶやきである

 

房総の小さな家での暮らしは失ってしまったけど 通りすがりのご近所さんをも楽しませてくれる オリーブのオウチも 悪くない


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメントありがとうございます ()
2023-01-16 09:39:37
 コメント主S さま

私自身の失敗体験ですが、相手がいることですので、公開して良いものか判断できずにいました。
しかし、折を見て拡散するべき必要性を感じておりましたところ、
最近、いつも読ませて頂いてるブログからヒントを得ることがあり、ハウスメーカーを[S林]と表示して公開した次第です。

参考になったとのことで、公開した事も含めて、良かったと思いました。
事情が事情ですので、非公開とさせていただきますね。<(_ _)>
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Unknown (kogetagaku)
2023-01-16 18:00:49
麦さんこんばんは(^o^)

5万円がものすごく高くて長い時間の影響を与えることになりましたね。

さすがにそこまで大きな経験はありませんが...
タダより高いものは無いという話は体験しています。

昔々...
爺がまだ都内で働いていた頃の話です。
表参道を歩いていると、森英恵ビルの前で無料の絵画展のチケットをもらいました。
森英恵ビルでの展示なので、信用して見に行くと...
絵画展という名の商談会なのですね。
ピッタリ一人の人が爺に張り付いて、しつこく色々な絵の売り込みをして来ました。
何も買いません。
と言った途端に消えましたが、勢いでローンを組ませる手口がよく分かった体験でした。
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コメントありがとうございます ()
2023-01-16 21:14:55
 kogetagaku さま

友人が言うには、お客さんが5万円を支払う段階になるまで、引っ張ることが出来たら[もう、こっちのもの]だそうです。

私の場合ですが、絵画に興味は無くても、無料が魅力(*^^*)
[無料の絵画展]だけだと疑わしくても、森英恵さんとなると信用してしまいそうです。

スタッフには、ノルマも課せられているのでしょうから気持ちは分かりますが、途端に消える、という態度はいけませんね!
S林の、最後のセリフと同類です!
ローンを組むほどの絵画も、それでは価値が薄れますね。
[ごゆっくり、お楽しみください。]と言うのに、10秒もかからないでしょうに。

表参道は、我が家から交通の便が良いので、コロナ禍前には、用もないのに出かけたものです。
忘れかけていた地名を、思い出しました (*´▽`*)
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怖い… (mayumi)
2023-01-17 01:04:15
こんにちは。いつも楽しく拝読しています。

「怖い」です。
これってまるでやくざかチンピラみたい。
解約するときも、「解約します」ではなく、相手が納得する理由をつけなければいけないのですか? どちらがお客さんかわかりませんね。

その営業の男性が社員か、はたまたコミッションで働くベンダーかわかりませんが、S林の名前を掲げている以上、一定レベルの接客態度はあるべきだと思うんですけれど。50万円のお金が返ってこなかったのは残念ですね。

貴重な体験談をシェアしてくださってありがとうございました。
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Unknown (第三者)
2023-01-17 08:48:06
Sさんの、今日の記事よみましたか?
さっそく利用されて記事書いていました。
相変わらずですね。

麦さまにお礼を言っていましたが、勘違いしてるのじゃないのかしら?
と、私は爺様のところのコメントを読んで思ったのですが。
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コメントありがとうございます ()
2023-01-17 13:33:10
  mayumi さま
いつも、お読みくださっているのですね。
このたびは怖い話ですが (^^) お役に立って良かったです。

直々に、キッパリと解約を伝えることができるなら、理由は必要ないと思いますが、
次々と、話し合いとして重ねられる時間の流れの中に、[解約します]と言う意志を伝える隙間が見つからず、相手に納得して頂ける正当な理由を探すしかなかった、のですね。

S林の住宅は、耐震性なり、設備の近代化なり、充分に信頼できるものだと思います。
その上で、常々、テレビCMから受ける社風と現実とのギャップに違和感を覚えており、このたびキッカケがあって公開に踏み切りました。

S林と言う事でなく、私たち夫婦に対応したスタッフの姿勢に限って、シニアの方々にお伝えしたいと考えてのことです。

5万円を支払うことになった経緯も、❝建てる建てないは別として❞ の繰り返しも、それまでに見たことのなかった形相で ❝100万円は戻りませんよ!❞ も、❝年度末の決算期で、そんな暇はありません❞ も、すべて、たった一人のスタッフによるものであって、S林そのもののイメージではないことを、mayumiさんへの返信に添えて、お伝えしたいと思います。

mayumiさんは、お若いかもしれませんが(*^-^*)
シニアとなると、加齢に伴って、優しい言葉を迷わず信じる傾向があるかと、、、💦

このブログを書くようになって、このようなことを公開するのは、たしか初めてで、そして、意義ある公開だった思えるのも初めてです。
コメントありがとうございました (*^-^*)/



 第三者 さま
先方の記事、拝見しました。

私の記事が元になってると思われますが、過去に、先方様に、私の書いた内容に共感して頂けた場合は、リンクを承諾した経緯があり、その旨、メッセージを頂いておりますので (^^)v

今の流れから、第三者さんを含めて閲覧者のかたの目線ですと、納得できないものがあると思います。
その点を、お気付きになっていただけたら、このところの、いくつかの問題も解決の方向に進むと思うのですが、難しいですね。
貴重なご意見、ありがとうございました <(_ _)>
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Unknown (読者)
2023-01-19 10:26:58
おはようございます 麦さん!

うふふふ。。。
あのお方ね、麦さんの記事に便乗してここぞとばかりお家自慢?(ご本人は違うといいますでしょうが)
深層心理が見えてしまいます。

お家自慢したくて、ウズウズしていたから、ぜ~ぶお風呂まで公開しちゃって、ご満悦かなぁ😅

何度も聞いた話ですし写真も変わり映えしないわね。
耳にタコでございますわよ。
そろそろ古新聞も破れそう。

ご自慢のわざわざ銀座で云々のミラーレスの出番、お家だけ写すだけ?
自慢のガーデニングのお花も、各々写してあげればいいのに。
それとも、植えたら終わりでお花には関心がないのかしらん?

喉から手が出るほど食べたいのを我慢して、首にホッカイロを巻き付けて暖房費ケチって節約、節約。
真冬に室温19℃って、ありえへん!
立派な家?をこれ見よがしに公開なさっても、ガウンに首にホッカイロ、何かアンバランスで貧乏くさいなぁと(;´Д`)

暖かい部屋で、普通の洋服で過ごせる我が家
なにより体にも、動きもよくて快適でございます。
節約と言っても、お金に変えられないものってありますよね
価値観の違いかしら。

外野さんのファンなのですが、外野さんのようにユーモアたっぷりなコメントにならずトゲがあったらごめんなさい。

本心はね、「ほら~ またか」って感じだったの💦

ひとり言なので悪しからず<(_ _)>
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コメントありがとうございます ()
2023-01-19 13:17:52
 読者 さま
ひとり言、拝見しました。
コメント欄の無いブログの発信をお読みになって、ありのままの読後感ですね。
これまでの経緯から、外※さんのコメントと同様に、同意の閲覧者様が、おそらく居られるのではないでしょうか。

当のブログ主さんには、[私のブログだから私が何を書こうと自由]との思いでしょうけれど、[麦に誹謗中傷された被害者]の発信が、根底にある以上は、「不愉快なら読まないでください。」だとしても、それは身勝手と言うものですね。

>麦さんの記事に便乗して

私のブログにおける、先方様の閲覧は確認しておりませんが、便乗は当たってるかな、と、私も思う節があります。
これは、絶対とは言えませんが、根拠がありまして。

過去に、先方様が反論コメントをなさった※moさんのブログですが、その後に、※moさんがブログを引っ越しても、先方様が訪ねて来られるということでした。

ブロックしても効き目がないと言う事でしたので、そこまでして、反論のあるブログを訪問なさるのか不可解でしたが、先方様が公開する記事が、※moさんのブログ記事と被ることが有ったのですね。

妹さんは、お姉さんの訪問が、※moさんの迷惑になっていることを知りながらも、[公開しているのだから誰が訪ねようと構わない。私なら、これからも、ずっと訪問する。]という意味のことをお姉さんに告げて、お姉さんへ、他人に迷惑をかけることを勧めておられました。
今は、お訪ねしているかは分かりません。
偶然かも知れませんけれどね、先方が公開なさる文中で、私の記事や語録が被っていることに気付くことが有ります。

このヤリトリを、先方様が目にされたら、[麦ブログで中傷されている]と受け止められることでしょう。

この現状は、当のブログ主さんが [私は麦に誹謗中傷された] と、ネット上に拡散した事が原因であること。

先方様のブログの読後感は、先方様のブログにコメントされるということ。

 ◎先方様が、[麦に誹謗中傷された]と言う、嘘を公開したから!

 ◎先方様のブログに、コメント欄が無いから!

ですね (^^)
読者さんが書き込んでくださり、胸がスーッとしたかたも居られることでしょう。
コメント、ありがとうございました (*^^*)v
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