宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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2024-07-09 18:41:20 | 日記

朝ごはんを済ませて テレビをラジオに切り替え 私の一日が始まる

耳をそばだてて聞いて無くても 何かの拍子でハッキリ聞こえることがあったりして

今日 ラジオから耳に入ってきたのは 視聴者からのお便りだったのか な? 

❝ 親孝行 したくないのに 親がいる ❞

これは 本歌取りと言えるのか? と そんなことより なんと罰当たりな と 嘆くことでもなく

 

私が 母との会話をする中で

❝親の意見とナスビの花は千に一つの無駄もない❞ を ❝親の意見はナスビじゃなくて千が千ともみんな無駄❞

と言ったりすることは 日常的に有った

そんな反抗的なことではなくて 母の言うことを軽く退けるような 今は懐かしめる思い出

ラジオでの謡い手も きっと大好きな母親がそばにいてこその 親への思いなのでしょう

 

 親孝行 したいときには親は なし

本当に・・・

 

母を見送ってしばらくしたころ 実家に行って母の部屋を整理したときのこと

欲しいものがあったら持っていって と姉が言うので 使えそうなハンカチやら ソックスを何足か持ち帰った

母は 持ち物に 名前を書く習慣があった

油性のマジックで 名前が書かれたハンカチやソックスは 我が家の洗濯機で幾たびとなく洗われ

母の名前は読めなくなり そして傷み

6年のうちに ひとつひとつと 消耗していった 

 

外は危険な暑さ

家の中で断捨離でもと 靴下の引き出しを整理していたときのこと

 

母の筆跡 

私には読める 母の名前 

いつだったか 最後の一足を処分できず 引き出しの奥にしまったんだっけ

そしてやっぱり また 引き出しの奥にしまった