宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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好きな人を思う気持ち

2016-11-15 14:53:19 | 日記

二人暮らしの我が家へ 娘は 傾聴ボランティアだとか言って ときどき お昼ごはんを食べに来る

来る と言っても 夫が声をかけるからではあるのだが 
夫が作った天ぷらウドンを食べた後 見る人もなく点いていたテレビ画面が視界に入ったようで 「誰が死んだの?」 との ビックリしたような娘の声が聞こえて リビングへ行くと 太田光さんの喪服姿が映っていた

大好きなタレントさんで 爆笑問題が出ているテレビ番組は好んで視聴している

おかあさんが亡くなったらしく すでに執り行われた葬儀での 太田光さんの挨拶のVTRが流れた

心から尊敬する母親像だったことが 挨拶の言葉の中から滲み出る

良い意味での強いおかあさんだったこと 人の悪口 痛い 辛い と言う言葉を聞いたことがなかったという太田光さんの挨拶を 娘と一緒に聞きながら 私自身の母親としての姿を恥じた

日常生活では夫に頼るばかりで 隣人との摩擦や 頭痛 発熱 では 痛い辛いを 幾たび家族の前で口にしたことか



オキナワスズメウリが色付きました


このような挨拶ができる太田光さんのルーツに改めて納得し ファンと言うだけで なんのご縁もない太田さんの心の傷みを思った

テレビで拝見する人間像により 個人的な好みでのファンに過ぎないし ましてや その お母さんとなれば 無関係の遠い人でしかなく ありきたりに ご冥福をお祈りします と言う気持ちは湧いてこないのだけれど いつも好ましく思う太田光さんの お母さんを失った現在の心情を思うと辛い


義両親が健在のころ 田舎で二人暮らしをする親に心を寄せる夫は よく長距離電話をかけては ごきげん伺いをしていた

元気なら良いが 電話の向こうから体調が良くなさそうな様子が伝わると 離れて暮らしていてはどうにもならない親を思う夫の胸の内は 私の目で見ても分かるほどだった

義両親には申し訳ないが 義両親ではなく 親を思って胸を傷める夫の姿に 私の胸が傷んだものだった
 
そんなことが思い出された 太田光さんの挨拶だった