高野山 壇上伽藍 金堂
和歌山県伊都郡高野町 高野山
金堂は、講堂とも呼ばれ、
高野山開創間もなく、弘法大師 空海の私願の講堂として造営が進められました。
創建された金堂は一山の総本堂となり、本尊と両部曼陀羅を修法する三壇を持つ真言密教の大堂として、重要な年中行事の大半をこの堂で執り行われてきました。
838年(承和5年)、弘法大師と親交の深かった嵯峨天皇が御願堂として指定され、御本尊となる薬師如来立像を建立しました。
火災などに度々遇いながらも、重要な堂宇のため、最優先で再建がなされ、現在の堂宇は7度目の再建になり、本尊の薬師如来像と平 清盛が自ら額を割った血で中尊を画かせた血曼陀羅が両部曼陀羅として奉安されています。