目指せ!パリのローカルガイド

パリをお散歩しながら、生活しながら見つけたあれこれを紹介します。

9ヵ月目の1日

2019-12-12 20:44:24 | 日記
今日でフランスに来てから9ヵ月が経ちました。そして例のストライキが始まってからすでに一週間が経ちました。昨日は政府による新しい年金制度の概要が発表されましたが、グレビスト(ストライキ参加者)の大半がこれに激怒してるようで、ストライキの終わりが全く見えない状況です(^^;)おそらく来週もダメなんじゃないかなーと思います。
おもしろいのが、ストライキの中心である国鉄のSNCFの職員は自分たちが持っている電車の割引や無料特典を使いたいのでバカンスの時期になるとみんなストライキを止め(てどこかにでかけ)るのはほぼ確実だろうということ。やっぱりストライキ〈 バカンス なんですね(笑)
このストライキのハイライトをざっくり言うと「長く働くのは嫌だ!」ということみたいですが、現在フランスの平均点な退職年齢は63.3歳とのこと。他のヨーロッパ諸国と比べると、イタリアが67歳、ドイツが65.7歳、イギリス、スペイン、スウェーデンが65歳など、フランスより退職年齢が高い国のほうが多いです。SNCFの職員や公務員、看護師などは仕事が厳しいということでさらに退職年齢が低いようです。SNCFの職員に至っては確か50代前半で退職だったような?しかもフランスは年金もだいぶ充実しているよう。
なんだかんだでフランスの働きたくない意志が爆発してるストライキです(^^;)
でも働き手のいない日本とは違って若者の失業率が高いフランスだから、シニアにそんなにがんばってもらう必要はないのでは?とか思ったりもしますが、問題はそんな簡単なものじゃないみたいです。
客観的に見てると、みんながhappyな結果にするのは不可能なんだろうなーと思います。でも現行のものは確かに今の社会には合わない制度とかも残ってる気がします(メトロはかつて石炭などを使っていたので重労働かつ健康被害もあるような職場だったと思いますが、現在はスウェットみたいなお兄ちゃんが気だるそうに運転してることもしばしばなので「とても厳しい仕事」なのかとか思っちゃったり(^^;)。確かに夜勤休日出勤などあって大変だと言えるかもしれませんが。)。フランスは全体的に変化があまり好きではない国民性な気がします。そんな国民性も相まって、この年金改革は認めがたいものに見えるのかもしれません。

ストライキのせいで実生活には不便がつきまとうのですが、ストライキのおかげで全然仕事が入ってこず毎日定時で帰れてるのでなんだか複雑な気持ちです(^^;)

色々大混乱のフランスですが、今日もなんだかんだ受け流してます。

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