目指せ!パリのローカルガイド

パリをお散歩しながら、生活しながら見つけたあれこれを紹介します。

パリ横断

2019-05-18 17:58:47 | 手続き系
こんにちは!あおいです。

今日はまずLa Défence(ラ デフォンス)駅のSNCF(フランス国鉄)の代理店でcarte jeuneを買います。

これは28歳未満の人のための特典で、49€払うと1年間フランス国内のTGVが3割引き、その他もろもろのサービスも割引が効くというお得なカードなのです。


ネットでも手続きできますが、なんか結局代理店まで受け取りに行かなくちゃいけないようなので直接代理店で手続きしました。空いてたので待ち時間0。手続きとしては、
名前(必要事項)を登録
お金を払う
受け取る
だけです。
おそらく私は過去に買ったことがあるので名前しか聞かれませんでしたが、新規の場合は電話番号、メールアドレス、住所など必要だったと思います。
あとは生年月日が確認できる身分証と、証明写真があればその場で貼り付けて完成です。


使用開始日も自分で決められるので私は6月からにしました。留学中と違ってなかなかポンポン旅行行けるわけではないですが、それでも例えばニース〜パリを一往復すれば元は取れるので(*^^*)感じのいいお姉さんにてきぱきと手続きしてもらえて嬉しかったです。

その後RERのA線に乗って一気にリヨン駅へ。そこから14番線に乗り換えてOlympiades(オリンピアード)駅で下車。13区、パリのアジア人街に到着です。ここに来た目的はずばりグリーンカレーペーストを買うこと!(笑)なぜだか分かりませんがここ最近めちゃくちゃグリーンカレーが食べたくて(笑)もちろんパリにはタイ料理のレストランもありますが、ペーストさえあれば家で作れるので探してみようと思ったわけです(*^^*)


漢字表記が至る所で見られます。


でもまずはおなじみLidlです。ここは色んなものがほんとに安くて毎回びっくりします。実は今回「あるもの」がここにあるんじゃないかなーと思っていて……



やっぱりあったー!そう、醤油です(*^^*)実は留学中このLidlが寮から一番近いスーパーで、以前そこでこの怪しい「アジアの心」を見たことがありまして。このLidlはアジア人街にあるから売ってるんじゃないかしらと思って見てみましたが、やっぱりありました(*^^*)しかもリールでは99セントでそれでも安いと思ってたのにここは79セントとさらに安い(笑)ちなみに日本だと1ℓ200円とかでも手に入る醤油ですが、フランスでは1ℓ10€、こういう瓶入りタイプは200ccで3-4€が相場なので、この醤油がいかに破格かお分かりいただけるかと。ちなみに帰ってさっそく使ってみましたがいたって普通の醤油でした。


わさび玉(ピーナッツの周りにわさび味のカリカリ)は「アジアの心臓」表記で強者レベルがさらにアップ(笑)思わず買っちゃいました(笑)


これは中国の心臓でしょうか(笑)


グリーンカレーヌードルだって。69セントとこちらも破格なのでついつい買い(笑)(^^;)もしカレーペーストが見つからなかったらこれで気を紛らわせよう(笑)他にも色々買いたいものはありましたがいかんせん家まで遠いので泣く泣く断念(^^;)ほんとにここのLidlでしか買えなさそうなものを厳選しました。ちなみにパリには他にもLidlがあってStrasbourg - Saint-Denis(ストラスブール サン・ドニ)駅の近くのものが市内では一番アクセスしやすいと思います。カカオ分が多いチョコレートなども扱ってるのでお土産にできるようなものも見つかるかもしれません。



通りに出るとアジア料理に使うような野菜たちを売る人があちこちに。


バインミーのお店も人気があります。
13区はあちこちから食欲をそそるいい匂いがします。ヨーロッパにはない独特のスパイスや肉の焼けるような匂い。かつて旅した東南アジアを思い出します(パリなのに(笑))。


リールの郊外でも一度行ったことのあるパリストアというアジア食材店。リールだとこれだけ大きいアジアンスーパーは珍しかったけどここではあちこちにこんなお店があります。


ちょっと壁画が怖い中国系教会(^^;)


こちらはLa Galerieという大きなショッピングモール。


入ってみたら、ここはもう、アジアでした(笑)


大きなスーパーマーケットがいくつも入ってます。中国系スーパーマーケットや冷凍食品のお店、服飾店、フードコートなどなどなんでもありますが、パリっぽさはかけらもありません(笑)


ありがたかったのはトイレが使えたこと。便座はなかったですがまぁこんなもんでしょう(笑)


最後はこちらのアジア食材店へ。ここはGoogleマップによると、タイと韓国食材のお店らしいです。


さつまいも〜。長芋〜。買いたいけど、もうすでに荷物がけっこう重い(^^;)ので、今回は残念ですがパス。


そして、ついにグリーンカレーペースト発見!\(^^)/他にもレッドカレー、イエローカレー、マッサマンカレーペーストなどあってカラフル。ひとつ2€ほどと良心的な値段。実は先程のショッピングモール、全く行く予定はなかったのですが、ここのお店が12€以上じゃないとカードが使えないらしく、うっかり職場に現金を置いてきてしまったのでモールのATMで10€だけ引き出したわけです。他にも欲しいものがなかったわけじゃないですが、12€はどうがんばっても無理、と思ったので(笑)輸入してる割にはそんなに高くなく、改めて東南アジアの物価の低さに気づきました。タイやベトナム、フィリピンで出会ったいい意味でチープな食品たちと再会し、かつての旅のじんわり思い出します。ヨーロッパもいいけど、旅をするなら東南アジアも楽しかったな〜。


カラフルなタピオカも発見。

このアジア人街はやはりパリの中心と比べても物価が安く、それでいておいしい料理が食べられるのでありがたい場所だなーと思います。ただ家からだと少し遠いですが(^^;)とりあえず醤油とカレーペーストをゲットできたので大満足です(*^^*)


帰りはオペラ駅まで7番線を使います。途中ルーブル、ピラミッド駅を通ったのですが、その間車内アナウンスで「スリの一味がこの線に乗ってるから気をつけて!」という案内があってこれは実にパリらしいと思いました(^^;)(笑)おもしろかったのは、オペラ駅に着く時にまたしてもアナウンスがあり、今度は急に「 Il n'a jamais, jamais connu de loi(決して、決して規則なんて知らない)」とビゼーのハバネラの1節を歌って「それでは皆さん、気をつけてください」とのこと。
ちなみにこのハバネラ、続きは「Si tu ne m'aimes pas, je t'aime; Si je t'aime,
Prends garde à toi!(もしあなたが私を愛していないなら、私はあなたを愛す、もし私に愛されたら、気をつけなさい!)」となります。
つまり「スリは規則なんて気にしないやつらだから、目をつけられたら(大変だから)気をつけてください」と言うことでしょうか。オペラ駅の近くでこれはなんて粋なアナウンスなんだと、ひとり感動に打ち震えておりました(*^^*)(笑)


と、言うことで夜ご飯はさっそくグリーンカレー(*^^*)このペーストの全量は400gなのですが、ココナッツミルク缶1缶に対し使う量はたったの50g。これで4人分のグリーンカレーができるとのことなのでつまり単純に考えて32人分。当分楽しめそうです(笑)ちなみに我が家ではかつて同じペーストを業務スーパーで購入し、よく説明を読まずいきなり半量を投入し恐ろしいタベモノを作ったことがあります(笑)(^^;)懐かしい過去。

まずペーストを油で炒めて香りを出し、野菜や肉を炒めてココナッツミルクを注ぎ、具材が煮えたら醤油や砂糖で味を整えて完成〜。


具材は鶏肉、玉ねぎ、ナスです。
とっても辛いんですがココナッツミルクでまろやか、甘みもあるし、ナスはとろとろ。文句なしにおいしい!!!
フランス料理はこういうガツンとくる辛いものは基本ないので体が刺激を求めていたのでしょうか(笑)グリーンカレー欲が満たされて幸せです(*^^*)

またしてもアジアに走ってしまいました(笑)(^^;)パリの生活に不満はないですがなんだかんだ根っこはアジア人なんだなーというのをしみじみ感じます。フランスの生活では常に自分が日本人であることを自覚するし、また色んなルーツを持った人がいるのでみんな自分自身のアイデンティティについてどんなふうに思ってるのかなーと気になります。実はあんまり何も感じないで生きてる人も多いかもしれませんけど。異文化、自文化の中で自分自身を発見する今日この頃です。