日々雑感  ~ 青亀恵一

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アリバイづくり 2

2006-12-17 15:02:58 | 政治
アリバイづくり 2

15日の教育基本法の改正のドタバタ国会採決。
これが今の日本の有り体を端的に示している。

一旦決めた規定路線には、いささかの変更も許されない。
意見は聞くが、変えない。

内容は、関係ない。
われわれが決めたものは、その決めたとおりに決するのが当然。

内容の審議は、考え方の違いだから、ほどほどでよい。

というように受け取られる。

公聴会で意見を述べた人の尊厳はどこにあるのだろうか。

形ばかりの公聴会で意見を述べさせられた人は、
その無視されたのである。

それは、単なる意見の無視で済まされるであろうか。

私は、そうは、思わない。
これは、完全なる「人格の無視」にも値する行為である。
このような社会が生み出すものは何だろう。

教育基本法の改正の必要性は、認める。
基本法といいながら、
半世紀もその内容を継続的に議論せずにいることは、
思考停止である。

問題がおきてから、考えればよいという、
結果対処主義の所産である。

政治は、過去を総括しながら、
今と未来に対応するようにするものでなくてはならない。

これは、政治ばかりではない。
ほとんどの人間の行為は、そうであると考える。

故に、常に、検証しながら、
検討をしていくことが必須である。

国のこのような姿勢は、子どもたちにどのように移ったのだろう。
教育基本法の内容に沿うものだろうか。

教育基本法の理念とするところに相反する行動によって、
教育基本法改正が採決された。

とんだ、お笑い話では済まされないと、
国会の場での事ながら、忸怩たる思いは断ちがたい。




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