日々雑感  ~ 青亀恵一

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ブログ炎上で、6人立件

2009-03-30 00:00:00 | 防犯
ブログ炎上で、6人立件




お笑いタレントのブログが炎上したのは、2月初旬。

その折り、数名が突き止められた。

そして、調査が進み、今回、
6人を立件した。

名誉棄損容疑が、大阪府高槻市の大学職員ら4人。
「死ね」と、危害を加えることをほのめかした2人は脅迫容疑。

「ブログ炎上」をめぐって、
投稿者が集団立件されるのは初めてらしい。

ブログによる自由な情報発信と、
それに呼応する自由な発言。

これがひとたび、攻撃性を帯びると、
とたんに、
暴言、罵詈雑言、脅迫的言葉の書き込みになる。

そこには、自由な発言が本来持っている
意見の交換を通しての思考の展開というものが無い。

一人が意見を言う。
それに対して、真摯に語り合うということが無い。


ブログの中の言葉には、
間違いがあったり、
あえて真実を捻じ曲げたものも無くは無い。

そこにも注意を要する。

不確定な扇動に乗って、書いたものもあるかも知れない。

しかし、その背後には、攻撃性は無かったのかと・・


そう考えると、
他を非難する言葉は、
それなりの事実の背景を元にしなければならないし、
個人がその真実性をすべて確認できない以上は、
表現に細心の注意を払うべきである。


今回のことは、他山の石としたいところであり、
再認識しなければならない。


今回の立件、今後のネット社会の発言に、
大きな警鐘となることは避けられないだろう。

ネットカフェや不特定の者が使うPCを使っての投稿をありうるかも知れないが、
特定される方法も進化するだろう。

日本は、外国のインターネット事情と比べれば、
このような不適切・過激な書き込みは少ないと思われるが、
「表現の自由」を逸脱するネット暴力に対しては、
断固とした対応が、自由な発言を守ることにもなろう。


ネット社会の監視は、厳しくならないように、
関係者が節度を持って、臨みたいところである。


PS
このタレントのブログには、
警視庁が、今年2月に悪意の投稿者の集団立件の方針を明らかにしてから、
同じような中傷に悩む人たちから3000件を超える書き込みが相次いだという。
「私もインターネット上で誹謗された」
「泣き寝入りするしかないと思った」など・・・

自主的に、
新たなネット規律が生まれることを期待したい。


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