あおば歯科通信

大阪市淀川区西中島 あおば歯科医院のブログ
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歯の中から出てきたモノ

2019年02月19日 | 歯の話
被せ物(クラウン)の根元の部分が虫歯になった患者さん。

クラウンを外すと接着剤(セメント)は実習でしか見たことがないリン酸亜鉛セメントか。

セメントと虫歯を除去すると歯の内部からベロっとするものが。





綿栓根充でした。歯の根っこの充填材に綿を詰め込む治療法です。

綿だけでは封鎖性とレントゲン造影が無いのでシーラーを塗ってあるみたいです。


レントゲン画像で歯の内部(根管)がボソボソ、モサモサっとしてる画像だと綿栓根充の場合があります。


綿栓根充の治療法が悪いわけではないです。

ただ、綿栓を取るのが結構時間がかかります。


患者さんに何時治療したのかを聞いてみると、何十年も前とのこと。

昔の歯科医が限られた材料と機器でしっかり治療してあるのも、古い治療を再治療するたびに感心します。
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