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だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

月よ 輝いているか

2006年11月27日 00時57分29秒 | オリジナル小説
 月に一度は小説を更新していこう。  ブログを始める時に密かに決めたこのルールが、守れなくなって数ヶ月が経ちます。  今回、ようやくオリジナル小説を載せることが出来ました。  未熟な内容かもしれませんが、忌憚ない意見を聞かせてくれると嬉しいです。どんな言葉も、僕を前進させる力となります。  作品に関しての自分の考え等は、後日機会があったら載せるかもしれません。  とりあえずいまは、十一月の頭に誓 . . . 本文を読む

一筆入魂!! (後編)

2006年11月27日 00時04分11秒 | オリジナル小説
「んで、ムッシュ。お前はまだヘタレのままなのか?」  昼休みである。学校の食堂は腹を空かした生徒達であふれ、喧騒もかなりのものだった。  その一角で、芳人はリッチにカツカレーを頬張り、俺は慎ましくきつねうどんをすすりながら向かい合っていた。  なにげなく繰り出された芳人の不意打ちに、俺は油揚げを吹き出しそうになる。むせ返りながらも必死で堪え、涙目で悪友を睨みつける。  油断していた。朝会ったときに . . . 本文を読む

一筆入魂!! (前編)

2006年11月27日 00時01分10秒 | オリジナル小説
 いまが二十一世紀なのは知っている。ITって言葉だって知ってるさ。だがな、こういうのは色気が大事なんだよ。艶っぽさというか、ロマンといってもいいや。だから俺はメールなんか送らない。 「でも……」  せっかく説明してやったというのに、芳人は釈然としていない。 「ラヴレター、だろ?」 「ラブレターだ」  胸を張って答える。好きな女性に告白するんだ。他にないだろう。 「ださっ」 「ださってなんだ!」   . . . 本文を読む

執筆報告、とか

2006年09月09日 02時35分51秒 | オリジナル小説
 ネットでお世話になっているイトウさんに振られたので、最近の執筆報告をしてみたりして。  最近も書いています。そりゃあ、もう、書きまくっています。秋は意外に新人賞の締め切りが多いので、そのどれかに送れたらな、と思って一生懸命かいています。  ちなみに、数日前は現在書いている長編が規定枚数を超えると判断したので、シャイプアップに励んでいました。筆が乗るのはいいですが、調子に乗ってしまうのは困りもの . . . 本文を読む

逃亡者 第一話

2006年08月26日 23時31分22秒 | オリジナル小説
 ハァ……ハァ……。  息が苦しい。最近運動なんかしていなかったから、走るのが辛い。  全力でここまで逃げてきたが、安心するのはまだ早い。奴らはとびっきりしつこいのだ。  今年の一月にこのねぐらを確保し、一年ぐらいは大丈夫かと思ったが、そう上手くはいかなかった。  悔やむものの時すでに遅しだ。  再び姿をくらまそう。  どこに逃げる……。  そうだ! ひとまず彼のところに身を隠そう。  ひと . . . 本文を読む

蛇足 2

2006年07月14日 05時03分08秒 | オリジナル小説
 今回の蛇足は『零のアリア』について。  この作品は元になる『森宮カルテット』シリーズの登場人物を、それぞれのエピソードで紹介しよう、という考えから書いたものです。  先にメインストーリー(まだ書いていませんが)ありきの作品なので、きちんと説明されていない事柄が多く、その点ではいくつもの指摘を頂きました。シリーズとはいえ単独で楽しめる作品を心がけたので、この点は大いに反省しています。  さらにご指 . . . 本文を読む

蛇足

2006年06月23日 05時17分21秒 | オリジナル小説
 基本的に、自分の作品についてあれこれ語るのはどうかと思っていますが、わりとしている人も多いですし、来るべき日に備えてこの辺で試しておこうと思います。  今回語るのは、昨日載せた『聖夜に捧げる死闘』についてです。  この作品は『ライトノベル作法研究所』のクリスマス企画として書きました。企画のテーマは「砂糖菓子のように甘く」「女の子が最後幸せになる」でした。  このテーマに則って以前載せた『白い夜 . . . 本文を読む