『週間少年サンデー』で連載されていた西森博之先生の『お茶にごす』が終わった。
一つ前の『道士郎でござる』から思っていることだけど、西森先生はたぶん、不良漫画の先を書きたいんだと思う。不良っぽいのが出てくるんだけど、抗争とかそういうのではなく、別のなにかをする、というのを書きたいんだと思う。
『お茶にごす』は非常に文学的な終わり方をしたと僕は思う。
まだまだ道の途中というのがわかる作品 . . . 本文を読む
知り合いの女性と歩いているときに、ある親娘を見掛けた。
幼いながらもおしゃれな娘さんで、僕はそのファッションに注目して女性に話かけた。
「あの服いいね。大人になってもあんな服を着てもらいたい」
「ですね。なんか、ピーターパンに出てきそう」
「……あの服でピーターパンだと、海賊役だよね?」
「そうそう、そんな感じ」
この辺までは確かに会話が弾んでいた。いや、もちろん、この後も会話は . . . 本文を読む
千葉県の方で、とある女性が行方不明になって、そのお母さんが殺されていて、出会い系で知り合った元交際相手が指名手配されている、という事件が起きているらしい。
その元交際相手はよくわからないけれど、行方不明の女性にぞっこんらしくて、少し前にもその女性を車でさらって何日間か連れ回しているらしい。
僕はひとを好きになったことも、愛したこともあるけれど、いまだ人生を棒に振る価値のある出会いは経験し . . . 本文を読む