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宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

書を語る(1)を読んで その5

2016年04月22日 | 書道
「芸術と書(文芸評論家 寺田透)」を読みました。

この評論によると、

「書はこれ(書作品)を読むことが可能なのである。反対に、絵画や彫刻は、ひとの知覚を求め、それを分析させ、

自身の内容を想像させるという風に機能する。」

「書はこれを視覚芸術とみなそうとしても他のそれとはずいぶん性格の異なったものである。のみならず、それは

記号の定着として、既知のものをひとに伝える役割を持たねばならず、新しい世界の造営とは本来別のことをする。

それが新しい世界を成り立たせるとすれば、文字に託された意味がそれを可能にするのであり、書はそれへの通路、

それの手段でなければならない。」

と、述べてありました。



前衛書家を目指すのならば、非文字性を追求していく事も必要です。

自身の姿形を見せる書は、個性と呼ばれるのかもしれないが、

基本を踏まえた上で、相手に伝える事をしていきたいです。


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