のほほん時間

お気楽に・・・

天は赤い河のほとり/シトラスの風ーSunriseー

2018年03月25日 21時15分10秒 | 観劇

昨日、観てきました。

新生宙組の大劇場公演。

快晴!

 

ミュージカル・オリエント

『天(そら)は赤い河のほとり』
原作/篠原 千絵「天は赤い河のほとり」(小学館)
脚本・演出/小柳 奈穂子

 原作読んでます。

なのでどうしても比較して観てしまいますが、28巻もある話をよく1時間半にまとめたなぁと。

かなりかいつまんで筋が通るようにしてあるので設定の変更や、省かれたエピソードもたくさんあり、そこらへんを頭の中で補完しながら見ていました。

登場人物も多く、キャスト発表されたときに「おお、この人がこの役か!」とワクワクしましたがやっぱり登場するだけで終わってしまっている役が多かったです。

一本物にしてもう少しエピソード、盛り込んだらよかったのにね。

カイル:真風さん ポスターの写真を見ると、あんまり再現度高くないなと思いましたが髪型、変えてきましたね。良くなっていました。

原作はほぼ上半身何も着ていないことが多いので、衣装に違和感があったかな。仕方ないけど。

カイルには青い衣装よりも赤い衣装が似合うと思いますのよ。

ユーリに迫るところは原作ままの台詞が多かったため、ファンの人はぎゃー!だろうなぁと。

ユーリ:星風さん 原作のユーリに近かったです。ただ、イシュタルと認められるまでのエピソードが一つしか盛り込まれていないので弱いなーとは思いますが仕方ないんでしょうね。ゆりかちゃんとの身長差がいいね。

ラムセス:芹香さん 花組から宙組に異動してきて初の大劇場公演。ラムセスという役は設け役だと思います。一見、とてもチャラいので。

花組にいたときよりも生き生きと演じてるように見えました。とてもよかったです。

マッティワザ黒太子:愛月さん ビジュアル完璧。原作ファンだということで並々ならぬ気合が感じられる(笑)

出番が少ないのと、ネフェルティティとの関係性がわかりにくいのが惜しい。愛ちゃんのせいじゃないけど。

子供時代だけでわかるのかな?大人になってからの二人をせめて交差させるとかできんかったのかなーと。

歌が少し難あり。半分くらい聴き取れなかった。愛ちゃん、好きなので頑張ってほしいです。

ナキア:純矢さん こちらもビジュアル完璧。役としても完璧。文句なし。この人は毎回、巧い!と思います。

ウルヒ:星条さん 退団公演ですが・・・あんまり目立たず。話の流れ上、仕方ないのか。

ザナンザ王子:桜木さん 原作キャラで一番好きなザナンザ王子。これまたあまり出番なし。ユーリがドレス着て出てきたとき、タブン表情では演技してるんだろうなぁ。二階席からオペラなしではわからなかった。少し動きにも出してくれたらと思うんですが。

イルヴァーニ:美月さん こちらもビジュアル完璧。原作ままという感じです。

キックリ:凛城さん こちらも雰囲気そのままやね。キックリの回想録という形で話は進みました。

ルサファ:蒼羽さん 原作ではユーリに想いを寄せる家臣。途中から黒曜石のペンダントをしていました。こちらもエピソードが省かれていますがタブン、そういう演技してるんだろうなあ。

カッシュ:和希さん こちらもエピソード省略。途中から黒髪の額飾りになってます。ラストシーンではスッとその髪に触れていました。ここが一番泣けたのよ・・・

ティト:愛海さん あられちゃん大抜擢。巧かったです。設定は原作とは違いますが二番目に泣いた。

ネフェルティティ:澄輝さん 女役です。細い!男役が演じる女役の強さが出ていました。あまり出番はなく、マッティワザとの関係性もわかりにくいため演じるのも大変なのでは?

三姉妹は可愛かった。タロスの翔はさすがだった。

カイルがラスト近く、泉に鉄剣を突き立てる意味がわからなかったけれど、現代へつながるものとして置いたんだね。

原作では現代のことは何も描かれていないため、ちょっとモヤモヤがあるんですがこの公演では現代に生きる氷室と詠美に、ユーリが幸せな人生を送ったということがわかるようになっていたため救われました。

展開がセリフだけで説明される個所がいくつかあるので、それを聞き逃したら頭にハテナが浮かぶんだろうなと思いました。

たくさんエピソードがある中、省かれていたものが多いけれどそれをちゃんと自分たちの演技に反映させていて、主役以外でも観たいところがたくさんあって目が足りない。

にしても。

伯爵令嬢、ルパン三世、るろうに剣心、ポーの一族ときて、漫画原作物としては今一歩の出来だったと思う。

二回目観たら印象変わるかな?

 

 

 

そらが入った!毎回一番端は空いていたので、そら、入れてくれー!と思っていたのでうれしいです。


ロマンチック・レビュー

『シトラスの風-Sunrise-』
~Special Version for 20th Anniversary~
作・演出/岡田 敬二

実はずっと宙組ファンでも「シトラスの風」は初見・・・

なので楽しみにしていました。

幕開き

衣装が新調。まどかちゃんのドレスが可愛かった。

これぞシトラスの風!って感じでよろしいです。

ステートフェア

まどかちゃんが可愛い。

3のまぁ様は赤ジャケットだったけど、ゆりかちゃんが青縞だった。赤のほうが似合うんじゃない?

スッシーさんの場面・・・タイトルなんだっけ?

スッシーさんがいい!

ダンサーの場面なので、もう少し踊る場面かと思ったらそうでもなく。

出てるメンバーもダンサーばかりなので、もう少しガッツリ踊ってほしかったなと思う場面。

二階席からだったからそう見えなかっただけなのかな?

シチリア

初演はずん・たか・はなで、恋人を金持ちのぼんぼんにとられたみたいに見えた。

2は観てないからわからないけれど、3はまぁ・スッシー・みりおんで、金持ちの上司が恋人(元?)のパトロンになった、みたいに見えた。

今回は、幼い時にお互い好意があった二人なんだけど、事情があって友人の婚約者になった、みたいに見えた。

いやまぁ、結局は同じかもしれないけど(笑)

演じる人によってえらく印象が変わる場面だなと思いました。

アマポーラ

ゆるい・・・「そよ風と私」の熱い場面が緩い場面になっていた。

「そよ風と私」の場面は衣装があんまり好きじゃなかったけど、あの場面があることによってメリハリがついていたんだなと実感した今回。

ゆりかちゃんにもラテンのほうが似合うと思うんだけど。

明日へのエナジー

ここはもうね。観たい人がたくさんいて目が足りない。

そらのキレのあるダンスに見惚れてて、ああ、スッシーさん観るの忘れてた!と思ったらもう終わった。

そしてまどかちゃんがどこにいるか全くわからなかった。愛ちゃんとそら見てたら終わった感じ。

そしてあおいちゃんのパワフルな歌声は健在でした。

サンライズ

太陽のセットがね、皆既日食なんだけど。

サンライズというタイトル忘れてたから、まぁ様が退団したから太陽がお隠れあそばしたって場面???と頭にハテナが。

だって太陽が黒いんだもん。もう少し考えたほうがいいかと。

ここのゆりかちゃんはかっこよかった。

まどかちゃんを迎えるとこもよかったけれど、そのあとの白燕尾。

あれ、なんであんな衣装?

普通の白燕尾じゃあかんの?最近黒燕尾ばっかりだったから新鮮でいいんだけれど、なんなん、あのゴールドの装飾。いらんで。

でもってなんでゆりかちゃんとキキちゃんだけ違う衣装なの。せっかくの燕尾場面。統一感が大事でしょ。

ちょっと上着変えるとかできただろうに。この場面は音楽もよかったしフリも面白かったので、衣装だけが残念です。

パレード

なんでまどかちゃんエトワールなの・・・お披露目なのに。

前回エトワールしてるんだし、ちゃんとゆりかちゃんの前の階段降りにして欲しかった。

ゆりかちゃんの羽根、普通に見えたけど、雉羽根がゴールドなのね。シンプルな割に派手な羽根でございました。

 

新生宙組。

作品はいろいろ言いたいことはあれど、楽しい公演でした。

いつもはまぁ様しか見ていなかったから、逆に組子を観ることができて新鮮。

やっぱり宝塚っていいなと思いました。

 

シトラスの風のほうなんだけど。

飽きるほど3も初演も観ているので(DVDとビデオだけど)。

特に最近は3ばかり観ていたので、私の脳内ではすべての歌とダンスがまぁ様仕様になってしまっていて。プラス、初演のずんちゃんの歌も頭に残っていて。

申し訳ないけれど、ゆりかちゃんの歌とダンスに物足りなさを感じてしまった。

二人とも、歌は声にハリがあって聞いてて気持ちいいしね・・・まぁ様のダンスはキレッキレだったしね・・・。

何より、私が二人のファンなのでね・・・そう思ってしまうのは許して。

でも思うのは。今回のショー、ゆりかちゃんの個性には合ってない気がします。

次作はゆりかちゃんのイメージに合わせたオリジナルのショーを所望いたします。

 

終演後、お初のお店へ。

SHIZUKU CAFEさん。コーヒーのお店です。

オーダーしたのは

フレンチトースト。一番プレーンなもの。

メープルシロップをかけていただきます。

すんごい美味しかった!

コーヒーはフレンチトーストに合いました。

ちょっと苦手な酸味があるものだったけれどブラックで飲めました。

また行きたいと思います。

花のみち

桜は日があたっているところはこんな感じでした。

楽屋口近くの桜です。あとはあんまり咲いてなかったかな。

阪急とソリオで買い物して帰りました。

ソリオに飾ってあった月組さんのお衣装

楽しい一日でした。