気まま猫の毎日

愛猫と飼い主の自由気ままな生活

ガンバレ老犬

2006-08-27 19:36:13 | あにまる
近所の大きな木の下に割と大き目のワンちゃんが涼んでいた。
この辺であまり見かけない子で舌を出して暑そうにしてた。

用事でそのまま出かけたがなんか気になってひと段落ついて戻ると
まだいたので自宅に戻り少し氷を入れた水を持って行った。

急に近寄ると怖がって逃げるかもしれないし、車がよく走るとこなので
ワンちゃんの様子を見ながらそーっと近寄った。

よくみるとお年を召していて、青い首輪をしていた。
もっとよく見ると足と尻尾の毛が一部抜けていた。

ワンちゃんはあまり警戒せず、立ち上がると水を一気に飲み始めた。
私は動物や子供が飲んだり食べたりしている姿を見るのが大好きで
おいしそうに飲む姿をしゃがんでじっと見ていた。
一息つくとこちらを向いてゆっくり近づいてきた。
片耳が折れて少し目ヤニ混じりの優しい目は私の心を和ませてくれた。
そっと頭をなでると少し遠くを見てまた水をガブガブ飲んだ。

ふらふらした足どりで思いついたように歩きはじめた。
帰る家があればいいのだが・・・・。

夕方そこへ行ってみると水が少し残った器だけがあった。
私は器を持って帰りながら、ちょっぴり満足気だった。

この時期は犬にはかなり辛く、かつて実家で飼ってきた犬たちも
みんな梅雨から夏の間に息途絶えた。
あの優しい目の老犬も、頑張ってこの夏を乗り切って欲しい。