気まま猫の毎日

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白熱投手戦

2006-08-20 17:45:22 | SPORTS
甲子園決勝戦は延長15回1-1の引き分け再試合となった。
昭和44年三沢ー松山商戦以来、2度目の決勝引き分け再試合だ。

駒大苫小牧・田中君と早稲田実業・斎藤君の息詰まる投げ合いは
まさに私の大好きな投手戦だった。

両投手とも切れ味あるスライダーを武器に丁寧なピッチングを続けてきた。
コースぎりぎりのストライクに手を出せないバッターが後を絶たなかった。

確か11回だったか、駒大の攻撃で斎藤君のコースいっぱいのストレートに
主審がものすごく悩んでストライクを取らなかったシーンがあった。

今日の主審はこんな歴史に残る決勝投手戦の主審を務められたことを
きっと誇りに思うだろう。両投手のコーナーぎりぎりをついてくる
投球のジャッジはそれはそれはやりがいがあったことだろうと思う。

最終回、駒大苫小牧の攻撃、2死無塁で4番キャプテン本間君への
斉藤君の投球には圧巻だった。
投球数170球を超えてなお、147km/hのストレートを投げ込んで来た。
最後は気迫で奪い取った三振。
連投の上にこの投球数でどこにそんな力が残っているのか。

そして好ゲームの条件に欠かせないのが固い守りである。
駒大レフトの返球ミスが結果的に得点につながったものの、
両チーム1失策ずつというのは見ているこちらも気が引き締まった。

早稲田実業を応援していたが、田中君の見事な投球には思わず拍手すること
がしばしばあった。

こんな素晴らしい試合を見ることが出来て本当に光栄だ。
どちらも優勝にふさわしいチームであることは実証された。

明日、決着がつくだろう。