気まま猫の毎日

愛猫と飼い主の自由気ままな生活

喜怒哀楽

2006-08-19 22:57:41 | 人のこころ
今日は松山に用事があり、その帰りに旦那の実家の地区で盆踊りがあったので
一人、実家に寄った。
次男三男ファミリーも来ていて賑やかだったけど、私の心は曇り気味。
以前「寂しがり屋の孤独好き」で話したように弟嫁同士は仲がいいということだが、
そのことではなく、子どもが欲しくて子どもがいない私にとってこの席は辛かった。
しかも今日は妊娠してないことが判明した日でもありかなり凹んでいた。
自分の不甲斐なさに涙が何度もこみあげてきてそれを抑えるのに必死で、
私は用意されていた焼きそばを口いっぱい押し込めた。

「帰りたい」

ただそれだけだった。旦那がいれば寂しさも和らぐが、
いないとここでは私一人が他人の気がしてたまらなかった。

みんなは自分たちの子どもにご飯を食べさせて賑やかにしている。
大人は私一人が先に食べてる。
一緒に待つ必要がないから食べるしかないけど、それもなんか寂しい。

「帰りたい」

また心で叫んだ。

泣くのは帰りの車中までの我慢。

「なんで私は子どもができないの?」

「泣いちゃだめだ」

繰り返してると、どんより曇が一気に遠ざかる一言が義母の口から出た。

子どもらが食後のはみがきをしていたので義母が何気に

「私らの時代は指に塩つけて磨いたよねぇ」

とこちらを向いて言ってきた。

場内大爆笑!ちょっと待ってお母さん!私はお母さんと同じ時代じゃないよ!
義母は「お父さんに言う感じで言うてしもた(笑)」 しかも義父は外出中(汗)


なんか力が抜けて泣きたい気持ちや帰りたい気持ちが一気に吹っ飛んだ。
それからはさっきまでの気持ちが嘘のように楽しく過ごせた。

弟嫁たちともたくさん話が出来た。

人はふとしたことで喜びもするし哀しみもするし怒りもする。

自分でも驚いた。
こんなのは初めてだった。


同世代扱いしてくれた義母に感謝(笑)