アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

アニメ「K」今夜最終回!

2012-12-28 | 「K」語り
ここしばらくめちゃ忙しくて、感想も放置してました。
でも見る方は毎回楽しみにして、ちゃんと見てますよ!
ただ感想を書くのは年明けになりそうです。

今夜が最終回だと思うと、とても寂しいです。
でも、とりあえずはすごく楽しみ!
というか、ドキドキビクビクもしてますが。

さあ、ちょっと仮眠して、最終回に備えます。


小説・K SIDE:RED(遅ればせながら感想です!)

2012-12-13 | 小説
以前「入手しました」のお知らせだけして、感想を書いてなかった「K SIDE RED」。
売り切れていたのが増版できて書店やネット書店で買えるようになったらしいし、この機会に感想書いちゃいます。



表紙   裏表紙  表紙というか、箱の表裏です。



表紙にいる赤の王、周防尊が主人公。
そうして裏表紙にいるちょっと不安げな表情の青い服の少女が櫛名アンナ。幼いながら、この本のメインヒロインです。
アンナの隣が十束多々良、その隣が草薙出雲。主人公とヒロインの脇を固める二人のナイトです。(違うかもしれない)
アニメ本編より3~4年前の物語。

この本が出る前に、吠舞羅の物語はコミカライズ「メモリー・オブ・レッド」が出ていますが、あちらが吠舞羅の日常を描く短編集なのに対して、こちらは400ページの長編、丸々一冊分でひとつの物語です。
主軸は、周防尊率いる吠舞羅が、幼いアンナを、ちょっとマッド入ったストレイン研究者から救い出す物語。
それに絡めて、周防、草薙、十束の過去や、その頃の吠舞羅の日常、王不在の青のクランなどが描かれていきます。

すごく面白かったです。
これから読む方も多いと思うので、あんまり詳しいことを書いてはいけないと思うけど、とにかくアンナが健気で、可愛くて、かわいそうで、もうはらはらしながら読みました。
吠舞羅がチンピラだろうがなんだろうが、アンナを救ったことに、もうとにかく計り知れない価値があります。(私にとっては!)

周防が王になり、草薙と十束が同時に最初のクランズマンになったときのこと、二人の肩胛骨の対称位置に徴があること、などが読めたのも大きな収穫でした。

それから十束の生い立ち。
幼い頃、あんな暮らしをしていたら、常に「なんとかなるって」と楽天的になってないと、やっていられなかったのかも。
そうか、そうだったのか!という感じで、とにかく一気に読んでしまいました。

この頃、まだ15歳くらいで、吠舞羅に入りたての八田と伏見が描かれていたのもうれしかったです。
特に、アニメではよくわからない伏見の内面がかなり詳細に描かれていたのがよかったです。特に、青の双子との戦い場面、八田が伏見を信頼しきって、背中を預けてくることに苛立ちを感じ、八田の危機にゾッとして必死になる伏見とか、ちょっとドキドキしました。

それから、この頃の青のクランは、先代の王を失って、まだ新しい王は誕生してないのですが、そこに生き残った室長代行塩津が、結構印象的でした。彼は先代青の王に心酔し、側に仕えることを誇りにしながら、不意にその王を失ってしまった臣下です。
「お前、いつか自分が俺みたいになるんじゃないかって、怖いんだろ」
と草薙に言うシーンは、特に心に残りました。

もう、草薙の戦いとか、吠舞羅の遊園地行きとか、八田がアンナに全裸を見られて「キャー!」な事件とか、いろいろもりだくさんで、大満足でした。
吠舞羅が好きなら、また伏見の過去に興味があるなら、絶対お勧めです。



小説・K SIDE:RED(遅ればせながら感想です!)

アニメ「K」第10話

2012-12-11 | 「K」語り
吠舞羅がチンピラだった!
タンマツから鮮やかな3D画面が飛び出す時代なのに、距離を置いた呼びかけは拡声器を使うらしい。
淡島は宗像の依頼を受けて、草薙と連絡をとり、周防宗像の密会をお膳立て。
周防が、足を踏み外しかけたアンナの襟首掴んで持ち上げる。
アンナは周防の横で添い寝。
草薙はアンナのお母さん。
宗像が時々毒を吸いたくなるらしい。(非常習性喫煙者)
王同士、顔が近い!
伏見と八田の確執は、伏見の片想いがこじれた結果らしい。
クロは初めて一言様のお言葉に頼ることなく、自らの意志で行く道を決めた!

えーと、こういうお話でした。←どういうお話じゃ!

今見たら、今回の脚本のピンク(来楽零)さんが、GORAのツイッターで語ってたので、ちょっと引用しますね。
紫の文字が引用部分です。

10話では、決戦を前にした色々な人たちの気持ちを詰め込んでいます。

草薙は、周防にとって右腕であり、友達であり、兄のような存在かと思います。そしてもしかしたら吠舞羅の中で唯一、「コイツは王に向いてないかもな」と思っている人かもしれません。けれどその上で、作中で漏らした周防への独白を本気でつぶやいてしまう人なのかなと

草薙は頭のいい人なのでいろんな事が見えていて、それでも周防の剣となって道を切り開いてやる人だと思います。アンナも草薙とは別の意味でやはりいろんなことが見えていて、それでも黙って寄り添う子ですね

伏見は……なかなか大変な様をお見せすることになってしまいましたが……あの瞬間は、八田が伏見のことを心底わからなくなってしまう瞬間です。それまではそれなりにわかってるつもりだったでしょうが、それも伏見から見たらとんだ勘違いだったのかもしれません

牢獄で延々寝ていて、脱獄したあとも時計塔ぶっ壊してその上でまた寝て、宗像に会いに行って今度は押し倒されてと、ちょっと縦になってる時間短いんじゃないですか、という感じの周防ですが、彼はもうすべてを決めてしまっている雰囲気ですね

周防と宗像の場面は、ものすごく初期から考えていたものだったりします。それこそ周防と宗像のキャラが生まれた直後に、具体的なシチュエーションは未定ながらも、決戦前夜に「王」としてではなく「人」として二人が言葉を交わす、という場面の試案を書いていました

OPの「わかりたい わからない わからずや」は、様々な人に当てはめられるとても素敵な歌詞ですが、10話の宗像から周防への思いにもすごく合うなと思っています。宗像の場合はわからないのではなくわかっちゃうからこそ腹立たしい、という部分も多々ありそうですが


なるほど。本当に決戦前夜っていう雰囲気でした。
草薙の周防への独白。
「それでもお前は最高の王や」
ですね。
あれ、心にしみました。

ピンクさんの周防に対するちょっと縦になってる時間短いんじゃないですかには笑いました。
確かに!

いろいろ印象的な場面やセリフが多かった回ですが、私が一番心に残ったのが周防と宗像の会話でした。
宗像のこのセリフ。

「十束多々良殺害の犯人は俺の手で殺させろ。それさえ飲んでくれるなら、お前が望むようなやり方で惨殺してやる」

うわあ!となりました。
それから

「野蛮人め。理解の範囲外だ」

いや、宗像さんもかなり野蛮な提案をされたばかりだと思いますが。

「行けよ」
「周防、どうしてもか」
「どうしてもだ」
「・・・馬鹿野郎」


あああ!
もう、もう!
予告見たときは、「顔が近い!」という事実に圧倒されましたが、実際に見たら、顔が近いことよりも、セリフの方がずっと衝撃でした。

あとクロさん!
いつでも何かを決めるときは一言様レコーダーに頼ってきたクロが、初めて一言様のお言葉に頼らずに、自分の行く道を決めました。

少しずつ変わり、それぞれの行く道を進む彼等が、どこに行き着くのか。
あと3回。
じっくり見ていきたいと思っています。

アニメ「K」第9話 『Kindling』

2012-12-04 | 「K」語り
第9話 『Kindling』

まず冒頭に出てきた若き日の國常寺大覚、現在はお爺さまですが、青年時代の彼は木訥で、かなりかっこよかったです。
で、驚いたのはなんと言ってもあのヴァイスマン!
「バーイ」とシロを空中に蹴り飛ばしたあの禍々しい雰囲気は微塵もなく、実に美形の好青年でした。
なんか相当にポジティブな人ですよね。
石版の力を「みんなが幸せになるんだ」とか。
あの人がどうしたらああなってしまったのか?
いつからあんなふうだったのでしょうか。

國常寺大覚は年をとったけれど、ヴァイスマンは若いまま。
不変ってそういうことなんでしょうね。
でも死んじゃったんですよね。
宗像が、遺体を回収した黄金の王に会いに行き、遺体を調べたいと言ったとき、國常寺の手が震えてました。
周防や宗像のような若い王たちと違い、黄金の王と白銀の王は、多分同じ時代を生きた、唯一本当にわかり合える存在だったのでしょうね。
たとえ空と地上に別れてはいても。
多分あのお年だと、同世代の人はみんな見送ってしまって、でも不変のヴァイスマンだけは、自分より先に逝くことはないと思っていたのに、突然失ってしまう。
ショックだったと思います。
不変のはずの彼がなぜ死んだのか、黄金の王は知っているのでしょうか。

それから獄中の周防の前に現れた狐。
これは周防を乗っ取ろうとした敵ですよね。
でも圧倒的な周防の力の前に逃げ出し、今回一番印象的だった周防の脱獄シーンに続きます。
いや、脱獄なんてものじゃありませんね。
破壊して、悠然と歩いておでましになりました。
本当に、圧倒的でした。
今回の伏見は、周防の力の前にほとんどなすすべもなかったけれど、それでも腰を抜かした小説の頃に比べたら、ずいぶん成長したと思います。
ちゃんと立っていられたし、世理さんを庇ったし、周防を前にして剣を抜こうとまでしたし。
がんばったね、と褒めておきます。

で、今週はそんなところですが、問題は次回予告!
なんですか、宗像と周防のあの顔の近さは!
一体何が始まるというのですか!

楽しみに待ちます。

アニメ「K」第8話 『Knell』

2012-12-04 | 「K」語り
放送からずいぶん時間が経ってしまいました。
このところちょっとバタバタしていて、見ることは見たんですが、1度さっと見ただけでよくわからないままで。(^_^;
ようやく8話と9話を続けてじっくり見ることができました。

第8話は『Knell』
今回は、シロクロがセプター4に接触を図ったり、小細工を弄して逃げ回ったりしながら飛行船の男、アドルフ・K・ヴァイスマンに近づくというお話でした。

前回、飛行船から蹴り落とされた記憶が甦ったシロですが、それ以外の記憶は何も甦りません。
ただシロを蹴り落とした男、白銀の王ヴァイスマンが、十束の事件に深く関わっていることだけは確かだということで、宗像にそれを話します。
一方の宗像も、別の理由でヴァイスマンに疑いを持っていて、調べることを決定するのですが。
うん、今回8話と9話を続けて見てよかったと思ったのが、第一王権者ヴァイスマンの飛行船を捜査するなら、第二王権者である黄金の王の許可をとってから動くべきでは、と世理さんが言ったシーン。
宗像の返答は、「御前はどんな理由であれ、第一王権者への手出しは許さないでしょう」というものでした。
この返答、9話を見たら「なるほど」と思えましたね。
あまり記憶力がよくないので、1週間経ったら忘れていたかも。

で、肝心のヴァイスマンですが、この人なんなの?
最初から変な人だとは思ってましたが、やっぱりむちゃくちゃ変です。
あの狐のお面をかぶった人形と踊るシーンとか、ラストの爆破とか。
一体どういうことなのか。
じっくり見た割りにはあんまりわかってないです。
とりとめのない感想ですみません。

あ、淡島さんのあんこはなかなかインパクトありました。
あんこタワーになる前は可愛いお菓子だったのに。
ねえ。