アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

メモリー・オブ・レッド「あなぐらの中」

2013-03-29 | コミカライズ
先月号に続いて、今月も『K』が表紙です。
本屋さんでは探すまでもなく、こっちを見てる尊さんと草薙さんの視線で、一瞬で見つけられました。

メモリー・オブ・レッド「あなぐらの中」面白かったです!
八田と伏見の過去とか、彼らの気持ちとか、アニメではあまり描かれなかった部分がこうしてマンガや小説で読めるのはうれしいですね。

それにしても伏見と八田って本当に対照的。
真っ直ぐに問いかけ、真っ直ぐに答え、真っ直ぐに突き進む八田に対し、容易に本心を見せない伏見。
相手が十束や草薙ならかなりの程度見抜かれてしまうかもしれないけど、八田は真っ直ぐだからやっかいです。
でもって、そこがいい!

先月号であなぐらに落ちた二人を見たとき、この後吠舞羅やセプター4が助けに来るのかなと思いましたが、二人で解決しましたね。
よかった。
二人で力を合わせて戦うところ、小説の「K SIDE:RED」を思い出しました。
「伏見、緊急抜刀」のところの絵、好きです。

地味に気に入ってるのがラスト、二人が地上に出て別れた後、それぞれタンマツに連絡が入ります。
伏見は宗像礼司から。そして第一声が
宗像「おや、生きてましたか」
伏見「宗像室長・・・もうちょっとマシな挨拶はないんですか」
ほんとに・・・ねえ?
でも考えてみると、地上に出て間もなくですよ。夜明けですよ。
多分室長はこんな言い方しながら、本当は心配で夜中に何度も電話していたに違いないし、無事な声を聞いたとたん、ほっとしてあんな言葉が出てしまったんでしょう。
この二人って外見も似てるけど、性格が曲がってるところもよく似てる気がします。
あ、もちろん曲がり方は伏見の方がはるかにひどいですが。
一方の八田ちゃんには十束さんから
「八田、今どこ!? 大丈夫!? みんな一晩中八田のこと探してたんだよ」
こちらは率直。組織も人も対照的です。

宗像「地下にいる間何か変わったことは?」
伏見「・・・何もありませんよ」

十束「・・・何かあった?」
八田「・・・何も・・・ないっす」

宗像も十束も、何かを感じたんでしょうかね。

次回は周防尊さんのターンらしいです。
これも楽しみ。
アニメが終わって寂しいけれど、メモリー・オブ・レッドが毎月読めるのはうれしいです。
ずっと続くといいなあ。


ARIA (アリア) 2013年 05月号 [雑誌]
メモリー・オブ・レッド
あなぐらの中(後編)掲載
講談社


ARIA (アリア) 2013年 04月号 [雑誌]
メモリー・オブ・レッド
あなぐらの中(前編)掲載
講談社