みんなが幸せになりますように。みんなの苦しみがなくなりますように。みんなの願いごとが叶いますように。
ものごとには
なんでも
始めが
あります。
始めが
あるから
終わりが
あります。
ここで
忘れがち
なことは、
終わりが
あれば
また
始まりが
ある
ということ
です。
宇宙にも
世界にも
人生にも、
抽象的存在にも、
具体的存在にも、
物質的存在にも
精神的存在にも
始めが
あり、
終わりが
あり、
また
始まり、
また
終わる。
つまり、
始まりも
終わりも
実は
ない、
という
こと
です。
あなたも
生まれて
死に、
死んだら
また
生まれる。
一生懸命に
生きた
その結果が
死
です。
いやでも
また
生まれて
しまいます。
その
サイクルに
始めも
なく、
終わりも
ない
のです。
その
サイクルから
脱出する
ことを
解脱
と呼びます。
人間は
自然の
一部
として
自然法則
である
因果の法則に
支配
されて
います。
あなたの
心理的現象も
身体的現象も
先行する
原因に
よって
一瞬の
現象として
今
現れて
います。
そして
今の
現象が
原因と
なって、
一瞬先の
結果
として
次なる
現象を
生み出して
いる
のです。
宇宙も
人生も
単なる
一瞬の
原因と
一瞬の
結果の
流れに
過ぎません。
それを
超越者が
存在して、
宇宙や
人間を
愛したり、
罰したり
という
概念を
持ち込む
から、
生きる
ことが
複雑に
なって、
何が
何なのか
わからなく
なって
いる
のです。
宗教の
解釈を
間違えると
人類は
幸せに
なるどころか、
不幸せに
なって
しまいます。
すべては
変化する
これが
森羅万象の
法則
です。
したがって
あなたは
一瞬、一瞬
新しい
世界を
経験
している
のです。
すべては
変化する
ことを
知っている
人は
つねに
新しい
発見を
する
でしょう。
つねに
新しい
生を
体験する
でしょう。
宇宙と
いっても
大自然
といっても、
また、
文明や
文化も、
地上の
人びとが
共有している
客観的な
実体では
ありせん。
あなたの
外部に
存在する
ものでは
ありません。
それらの
すべては
あなたの
心の
顕れ
であり、
あなたの
心から
流出して
いるのです。
あなたの
思考や
感情や
感覚が
あなたの
世界と
人生を
つくって
います。
すべては
あなたが
創造主
として
つくり現わした
現象
です。
大自然の
力に
善悪は
ありません。
正邪も
清濁も
本来は
ないのです。
すべて
中立です。
その
無限の力を
善とするか
悪とするか、
そして
正とするか
邪とするかは
すべて
あなたの
心のありかた
次第です。
心を
善なるもの
正なるもの
清なるもので
満たせば
大自然の力は
あなたに
それらを
そのまま
もたらす
のです。
現れた
ものは
消える。
有る
ものは
無くなる。
生まれた
ものは
死ぬ。
それが
森羅万象の
法則
です。
すべては
これ以下の
ものでも
これ以上の
ものでも
ありません。
これが
宇宙の
からくり
であり、
人生の
からくり
です。
これが
分かれば
宇宙や
人生に
何が
起ころうと
怖がる
ことも
悔やむ
ことも
落ち込む
ことも
ありません。
この法則を
悟れば
人生の
すべての
苦しみが
消えて
いきます。
幸せに
生きる
ために
人は
生きがいや
希望や
夢を
持つことは
とても
大切、と
世間が
言います。
つまりは
生きる
ことは
それだけ
苦しく、
辛いこと
なのです。
「幸せに
なりたい」
というのも、
裏を返せば
それだけ
不幸せ
なのです。
そういう
意味に
おいて
「生きる
ことは
素晴らしい」
という
考え方は
成り立ちません。
生きる
ということは
輪廻すること。
生きがいも
夢も
希望も
しばしの間
苦しみを
忘れさせてくれる
一時的な
”麻薬”
です。
輪廻から
自らを
解放し、
苦しみを
消滅
させる
ためには
すべては
幻、
陽炎
であると
喝破する
以外に
ありません。
「分別」
とは、
善と悪
正と邪
損と得
など、
ものごとの
多面性を
知ること
です。
でも
そうした
多面性も
時や
場所、
人や
立場に
よって
変化
します。
したがって
その
変化を
無視すると
不自由に
なって
しまいます。
ほんとうに
自由に
生き、
心が
安らかに、
苦しまないで
生きるには、
そうした
「分別を
超える」
「分別に
つかまらない、
とらわれない」
という
意味での
”無分別”の
境地に
立たなければ
なりません。
分別を
もって
注意
しながら
同時に
なににも
こだわらない
無分別を
生きる。
最終的な
自由が
実現する
でしょう。
真理から
見れば、
生きとし
生けるもの
の間に
差別も
区別も
ありません。
いのちは
ただ
一つ
です。
ただ
一つの
いのちが
分かれている
だけです。
したがって、
他の
いのち
あるものを
傷つけ
損なう
ことは
即
自分自身を
傷つけ
損なう
ことに
なります。
他を
殺し、
他を
欺き、
他から
奪う
ものは
そのまま
自分自身に
帰って
きます。
ロウソクの
芯と
空気中の
酸素が
激しく
反応した
結果として
生じた
熱と
光が
ロウソクの
炎
です。
熱も
光も
一瞬の
反応に
よって
生じた
一瞬の
現象
です。
人間の
目には
その
生滅が
見えず、
炎が
形ある
ものとして
映ります。
でも、
炎は
一瞬一瞬
新しく
生まれ変わって
いる
のです。
人間の
五官で
とらえる
すべての
現象は
ロウソクの
炎の
ように
生滅して
います。
すべてが
一瞬一瞬
生まれ変わって
います。
すべてが
一度限り、
一回限りの
現象
です。
あなたも
あなたの
周りの
人も
景色も
一瞬一瞬
新しく
生まれ変わって
います。
地球も
月も
太陽も、
そして
全宇宙が
一瞬に
して
新生して
いる
のです。