ニホンカモシカとヒトリシズカ

連休前半
僕は乗鞍へ行った
行く途中
波田町のカタクリが群生しているところへ立ち寄った






カタクリの向うにニリンソウがみえる
ニリンソウは一つの茎から仲良く二輪の花が咲く


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニリンソウの群生


ヤマエンゴサク




イカリソウ







ヒトリシズカは名前のごとくだ
葉に花弁が守られている形がなんとも不思議だ
心に残った花だった




基本的には紫、白の花が多かった

黄色と云えば
菜の花が満開だった






宿について近所の小径などを散策した

川にかかる吊り橋から




先ずは宿に戻り
野天に浸かり温まった




お料理はこんな感じ
素朴で良かった



この他、山菜の天麩羅、蕎麦がでた

なので
大雪渓を三合ほど飲んだ

女将さんも素朴で感じが良かった
玄関につながれていたゴンと云うなのわんこも愛想が良かった

翌朝の風呂がぬるかったのと野天の渓流に釣り人が出没したのが
残念だった


翌朝は早めに宿を出て
飛騨高山へと向かった
安房トンネルが出来たので高山までは思いのほか快適だった


宮川沿いの朝市で菜っ葉とコシアブラと梅漬けを買った




高山は観光客で賑わっていたな
松本は見習うところが沢山ありそうな気がした



15年ぶりに
ある人とまためぐり逢えたと云うドラマもあり
この地に訪れる意義が出来たと云う良い旅にもなった

キュルノンチェと云う町外れのハムやソーセージを創る工房を紹介してもらい
土産に色々買って帰った
高山に行った際は是非立ち寄ってみたい
飛騨の里エリアの少し先にある


帰りに自然薯を買って
平湯でまた温泉に浸かり


158号を松本に向け下って行った
新島島発松本行きの電車と並走する



この夜は自然薯のとろろ汁とコシアブラ、行者ニンニクの天麩羅
菜っ葉のお浸しで一杯やった
無論、キュルノンチェのハムや白かびの熟成ソーセージも美味だった






明くる日
お弁当を作って王が鼻へと行った

北アルプスはカーテンのようにコッチとアッチを分けていた
この山々はいつ見ても別格の存在だ


途中に松本市内を流れる女鳥羽川の源流がある
この水はうまい






アンテナ山
地元ではそう呼んでいる




王ケ鼻山頂




山はいいな
登るのは辛いけど
頂上に立って周りを見渡すと
ここに来て良かったと感じる
不思議な魅力がある

で
頂上から20メートルほど下り平らなところに腰を下ろし
おにぎりや何やら食べていて
ふと気が付いたら
コッチをずっと見ている生き物がいた


ニホンカモシカだ



最初は前向きの
黒い物体で
宇宙人かと思ってたまげた

だってこんなところに
こんなでかい生き物がいるなんてね

すぐにカモシカだと理解出来たが
しばし見つめ合いながら
少しずつ近付いてくるので
大きな声で追い払おうとしたが
無駄だった
結局追い払われたのは僕らの方だった

おにぎりをもう一つとゆで卵を一つ食べたかったが
リュックに詰め頂上までまた登った





ま
色々な遭遇をした
楽しい旅でした




ニホンタンポポ




拝