昭和45年入学組通信

日本大学芸術学部演劇学科同期生の近況情報

仁君のリサイタル2

2007-07-15 08:32:21 | 編集長独り言
中村仁君のインド音楽リサイタルにお手伝いに行ってきた。

ムコセからも手伝ってやってねと言われていたのだが、実の所全く自信がなかったのだ。なにしろ卒業以来30年以上劇場の裏に足を踏み入れていないのだ。
しかし、さすが顔の広いムコセ、照明コースの後輩を見つけ出してきた。

彼女の名は樋口さん、どっかで聞いたことのある伝説のお名前。中講堂の音響ブースではその名を轟かせていたお方じゃないか!

2年生といっても現役で照明器具を操作しているから頼もしい限り。
よかったよかった、と安心していたら、急遽司会者の立ち位置が変更になったのだ。
そこで、アタシも役に立てる場面となった。
シーリングに上がって司会者用のライトのアタリを調整するのだ。

しかし時代が変わりました。
なんとヘルメットと命綱を装備せよ、とのことなのです。電信柱の上で作業するおぢさんの格好に近いですな、ごっつい靴を履いていないだけですわ。

真っ暗な中をそんな格好で行くと、決死の覚悟で赴く、という気になります。昔は雪駄を履いて鳶師みたいに動き回っていたから危険なんて意識していなかった、と思う。

目的地に到着。腹ばいになってスポットライトに手を伸ばす。ヘルメットがずれてメガネをずらす。こっちのほうがよっぽどコワイ。命綱が腕に引っかかる。こっちのほうがよっぽどコワイ。

しかし、シーリングから舞台を見下ろして明かりのアタリを調整する作業は楽しい、昔を少しづつ思い出したです。
真っ暗な高い所から暗い舞台の一点に明かりを照らす。大袈裟に言うと、宇宙空間に浮かんでいるような気持ちになります、腹ばいだし。



そして、無事に作業OK。シーンごとの明かり合わせも終了。あとは開演です。

演奏が始まると、今度はシタールの音色に誘われて、目を瞑ると体は椅子を離れて宇宙空間に漂いはじめます。



終演後、ムコセからも明かりが大層よかったよ、とお褒めの言葉。
アタシも樋口さんのプランは素晴らしかったと、嬉しい限りでした。



そして、その後の打ち上げ。
今度は焼酎で三度目の宇宙空間に漂いはじめたその夜のアタシです。


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1 コメント

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ご報告 (杜子春)
2007-07-16 00:10:50
中村仁インド古典音楽リサイタルの舞台写真と、
打ち上げの模様を私のミクシィにUPしてあります。
よろしければ、覗いてみてください。
原ちゃんの主任教授のお祝いの写真も同様に立ち上げてあります。
ミクシィ ニックネームは「越前屋」です。
http://mixi.jp/list_album.pl
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