風のように生きたいと思う
世界のはしっこの 取るに足らない ほんの片隅で
小さくささやかな そよ風でいたい
山を越え 海を渡りゆき
誰かの頬にそっと触れ
気づかれもせず
その人の腕をやさしく撫で
ごめんねやありがとうを込める
きっと私はとても満足して 幸せ気分になって
その人の幸せを祈りながら
誰にも気づかれずに そよそよと流れる
とどまりたい気持ち
そんなのは もう 無しにして
ただただ そよそよと
誰にも気に留められず 引き止められることもなく
やさしく 静かに 流れていきたい