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GのBIM備忘録

BIMと3DCAD

2019年08月15日 | BIM

今どの程度の人々がBIMをBuilding Information Moderingとして使えているのでしょうか。

恐らく3DCADとしても十分使いこなせていない、という方々も結構居られるのでは無いでしょうか。

実際BIMアプリケーション自体がまだInformationを十分にはModeringできないという状況でもあります。

 

私がBIMの使い方を訊かれる時は、とにかく3Dのモデリングを優先するようアドバイスをしています。

極端な事を言えば、図面の事は考えない。

実際には2Dと3Dの両方からイメージを組み立てていけるのがBIMの強みですが、最初は敢えて3Dを組み立てるようお奨めしています。

過剰に強いる位で、実際には丁度良いのではないかな、と思っています。

 

現在のBIMは、3Dのデータを無条件に2Dの図面に変換できるわけでは有りません。

この3Dデータの図面化は、開発者が今後改善してくれるでしょう。

なので、図面化は開発者に任せて、設計者はイメージを3Dで表現する事に集中するほうが良いと思います。

図面化が上手くいかなければ、2DCADで描けばいいじゃん、と思います。

 

BIMをなかなか使いこなせない方は、あれもこれも欲張らず、先ずできるところから始めはったらどうどす?

 

 

 

下の画像はArchicadの階段ツールで作成しました。

複雑な階段が一発でできるのはありがたいですね。

Archicad階段ツールで作成


「勝手にプロポーザル」のススメ

2019年08月14日 | BIM

インターネットで建築設計関係のホームページを拝見すると、そこには大体実績として竣工写真が掲載されています。

世間のヒトも実績に沿った設計を依頼するのでしょう。

 

私は時々思います。

設計者は自分のやりたいことを実現できているのだろうか?

「俺はこんなもんじゃないんだ」、とか「アタシはこういう設計がやりたいの」などと言う思いは無いのでしょうか。

 

もしそういう方が居られるのなら、BIMを使って「勝手にプロポーザル」をすれば良いんじゃないでしょうか。

ホームページ上に掲載しておけば、誰かの目に触れるかもしれません。

 

実績だけでは見えてこない設計者の思い・感性・思想・意気込み・人生、それから・・・・とにかくイロイロと表現できると思います。

御施主さんに、このヒトこんなセンスが有ったのか、と再発見されて新たな可能性ができたりなんかしたりして、ネ。

 

モノはいいよう、BIMは使いよう、です。


BIMは本当に使われている?

2018年10月26日 | BIM

最近建設関係社にBIMがよく導入されているようです。

私の周辺でも、これまで無関心だった人から急にBIMの話を振られて驚く事も多くなりました。

 

けれども、いろいろの話を聞いていると導入はされたとして、うまく使われているのだろうか?という疑問もあります。

 

ディーラーさんのサポート担当の方にきいても、どうもあまり使われていないような・・・。

 

皆さん、無理し過ぎなんじゃないでしょうか。

BIMを使いこなさなければ、という思いが強くて自縄自縛というか、なんというか。

 

実施設計はJwCADでいいんじゃないですか?

BIMでしか出来ない事を先ず使いこなせるようにしたほうが良いんじゃないでしょうか。

などと思う今日この頃。


Chotto Tips Store を開設致しました。ArchicadをはじめとするBIM用Tipsを販売します。

2018年10月16日 | BIM

 

第1弾は、Archicad22で使用できる有効採光面積を集計できるツールです。

¥1,000で販売いたします。

 

ダウンロードしていただくデータは

1.有効採光面積集計用Archicad22用プロパティ(xml形式)

2.有効採光面積集計表(xml形式)

3.解説書

の3点です。

 

 

完全に自動集計できるわけではありませんが、従来よりは手間が省けるのではないかと思っています。

用途地域を顧慮して補正係数を自動計算します

一応、条件次第では設計変更に追随して自動集計も可能です。

 

1.インストール

  ① ダウンロードしていただいた有効採光計算用プロパティをArchicad22にインポートします。

  ② ダウンロードしていただいた有効採光面積計算表(一覧表)をArchicad22インポートします。

2.最初に【プロジェクト情報】に以下の2つを入力します。

  ①    用途地域を入力します。

  ②    GLから窓中心の直上建物までの垂直距離(代表値)を入力します。

3.計算対象の窓のすべてに【選択した窓の設定ダイアログ】内で以下の作業が必要です。

  ①    窓から境界線までの水平距離を入力する。

 

 

 

 

  ②    窓の形式を選択する。

  ③    「GLから窓中心の直上建物までの垂直距離」が上記 2.②と異なる場合にはその数値を入力する。

  ④    用途地域が複数にまたがる場合は、【プロジェクト情報】以外の該当用途地域を指定する。

 4.【ラベルツール】で有効採光面積チェック用のラベルを作成する。

 ※4は必ずしも必要ありません。

 

 

 設計変更に対応できるケース

  窓直上建物までの距離が同じであれば、窓に変更があっても自動集計できます。

 

 

 

 設計変更した場合、数値を修正入力が必用なケース

  窓を変更することにより直上建物との水平距離が変わる場合は、数値を修正入力する必要があります。

 

  複数の用途地域にまたがる敷地にも対応できます。

  窓毎に用途地域の指定(一覧から選択)が必要です。

 

  

¥1,000 で販売いたしております。

購入はChotto Tips Storeでお願いいたします。


センセイ方への疑問

2018年09月28日 | BIM

例えばArchicadにはエネルギー評価機能があります。

これは当たり前の機能として有り、決して特別な機能ではありません。

 

しかし私の周辺のユーザーを見る限り、建築界の先生方にはこの機能はほとんど使われていないようです。

操作が難しいと思われているのかもしれませんが、それ程難しいとも思えません。

難易度はBIMで仕上げ表や建具表を作るのと同じぐらいでしょうか。

 

正確なエネルギー評価は難しいとは思いますが、使い方次第では有用なのではないでしょうか。

やらないよりはまし、一人の100歩より100人の1歩。

 大手組織が特別な建築にエネルギーシミュレーションすること以上に、小さな住宅に対しても、当たり前の機能を当たり前に使うことでエネルギー負荷が少し軽減され、それが集まってエネルギー負荷の大きな削減につながるのだと思います。

 

話は変わりますが、ある牛丼屋さんにはトイレに張り紙があります。

 

大変に失礼な言い方をしますが、牛丼屋さんでもCO2削減を考えている時代に、 

建築界の先生方は当たり前にできる事に無関心過ぎないでしょうか。

 

 

 


今、BIMで何が可能か?

2018年09月19日 | BIM

BIMやその周辺のデジタルツールを使う事で、

設計者が自分の限界・自分の殻を破れるのでは無いだろうか?

 

BIMでのリアルタイムレンダリングをお奨めしているのも、その理由による。

BIMで遊ぶ・・・自身の経験や知識に囚われずに、モニターに現れる、パソコンが作り出す画像を眺める。

自身のセンサーにかかった、自分では思いもよらなかった色・形を基にイメージを発展させてゆく。

 

BIMで遊ぶ事で「未知」だったものが「現実」に近づく。

 

 


かつて、金閣寺は金色に輝いていた。

2018年07月20日 | BIM

もし下の画像のような状況で

 「かつて金閣寺は金色に美しく輝いておりました。」といわれた時、人はどのようなイメージを持つのでしょうか。

金閣寺の画像

 「金色に輝いていた金閣寺」と説明した人のイメージと、その説明を受けた人が想い描くイメージは同じなのでしょうか?

 

 

具体的な材料無しに一般の人が正確なイメージを頭の中に描く事は、非常に難しい事であるように思います。

 

一般人どころか、私は今でも図面を見ただけで正確にイメージを描く事ができません。

パースを作って初めて「こういう建築になるんだ」と思う事がしばしばです。

恥ずかしい事ですが。

 

設計者が自らの設計イメージを正確に表現する事は、非常に大事な事であるように思います。

 

 

 

さて、ここで問題です。

タイトルが表す正しいイメージは、下の3つのうちのどれでしょうか?

金色に輝く金閣寺1

 

金色に輝く金閣寺2

 

金色に輝く金閣寺3


メーカー提供のダウンロード素材について

2018年07月17日 | BIM

最近は多くのメーカーが自社製品の画像をCG作成用の素材として無償で提供しております。

ただ、これらの殆どはダウンロードしたまま使用すると継ぎ目がはっきりしてしまい、繰り返しのパターンがシッカリと確認できてしまいます。

例としては ↓ の某メーカーのダウンロード画像を何の処理もせずにレンダリングをすると

他社のダウンロード画像

 

↓ のように繰り返しのパターンがはっきりとしてしまいます。

他社の画像を用いたレンダリング画像

 

これは現状ではどのメーカーでも同じです。

 

パース屋であればこの継ぎ目が目立たないように処理するのは仕事の一部で当たり前であり、それをうまく処理できる技術は非常に大事です(なぜかウツムイテしまう私・・・)。

けれども、建築設計者にとっては、継ぎ目を目立たなくする為の作業など余計なだけです。

 

 ところが先日、大日本印刷株式会社さんのデータをダウンロードして驚きました。

↓ がダウンロードデータです。

DNP社ダウンロード画像

 

これを何の処理もせずにそのままレンダリングしたところ、継ぎ目が判らないのです。

DNP社レンダリング画像 

 

いくつか試してみましたが、どれも継ぎ目が目立たないのです。

これは偶然ではないと思います。

恐らく、大日本印刷株式会社さんが画像をあらかじめ継ぎ目が目立たないように処理して提供しているのではないでしょうか。

それが当たっているならば、僭越ながら拍手を送りたいと思います。

 

これは何も自分が楽になるからでは・・・ありません。

 

 

建築業界では今後BIMはますます広がるでしょう。

そして、建築設計者が自らレンダリングする事が当たり前になるならば、こうした配慮は建築設計に関わる無駄を軽減してくれます。

それは決して小さくはないと思います。

 

私は決して現在の殆どのメーカーの姿勢を批判するつもりはありません。

ただ、BIMの時代となって、「建築CG作成」がCG専門家以外の手による事が遥かに多くなる時代には、この大日本印刷株式会社さんのような対応は考慮する必用があるのではないでしょうか。

 


閑話休題

2018年07月03日 | BIM

深夜だったのに、見てしまった。

 

残念だった。

 

眠たい。

 

私も学生時代はサッカーをしていた。

(義理の)叔父は、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得したサッカー日本代表のメンバーだった(補欠だったけど)。

当時小学生だった私は、代表チームが帰国した時に親族一同で羽田まで迎えに行き、そこで、あの釜本選手を「ガマ」と呼び捨てにする叔父を見て「オッチャン、カッコいい!!」と憧れたことを覚えている。

 

時は流れて・・・・オシム氏が倒れて以来少しずつサッカーから興味を失い、前回のWCブラジル大会は全く試合を見なかった。

以来、殆どサッカーを見ていない。

今回のワールドカップも全く見る気はなかった。

 

それがなぜかコロンビア戦当日、「今夜の試合を見よう」という気になった。

結局当日は夜遅くまでバタバタしてしまってコロンビア戦の事などすっかり忘れていたのだけれど、翌朝ネットのニュースを見て「!!!」。

 

「ヘッ!?・・・勝ったの?」

 

以来毎日ワールドカップを見る事になりましたとさ。

 

ポーランド戦ではSAMURAIジャパンはずいぶんと批判されていた。

 

ベルギー戦を見て今思うのは、西野JAPANはポーランド戦を、ここは自分達の死に場所ではないと思い、逃げ回ったのではないのだろうか。

そしてベルギー戦を見る限り、彼らはただ生き残る事だけを考えていたのではなかったと思う。

サムライとして思い切り暴れたくて、生き恥さらす覚悟で一旦は逃げ回ったのだろうと思う。

 

日本代表は敗れたけれど、ワールドカップはこれからが佳境ですか。

寝不足に注意しましょう。

 

スパイク、捨ててなかったはず・・・。